貴方にも出来る? 無線機修理(TRIO / KENWOOD 主体 昭和50年代製トランシーバ)
機械系技術者です。2012年12月より中古無線機の素人修理に挑戦中。
(過去に本格的な修理経験無し)
ささやかですが簡単なトラブルで愛用無線機を諦められない方を応援します。
●たくさんのアクセスありがとう御座います。修理未経験者の参考になれば幸いです。 (ぜひ、チャレンジを!)
不調無線機等 21台の修理、調整を試み、現在 20台が使用可能(又は状態改善)。TR7700ジャンク1台は劣化大の為、修理中止 (2016/1.10修理調整台数更新)
・手間、時間、測定器購入費用を考えると安い新品トランシーバを購入すれば、総て解決する話なんですが.........下記手法の妥当性判断は、ご自身で.....
>きっかけ/目標<
・中学生の頃100mW 合法CB無線機のTr故障をテスターで偶然発見し修理しました。それから数十年、故障した古いアマチュア無線機を、もう1度使ってみたいと言う衝動に駆られネットで原因究明し、何とか修理できました。(その頃はTr:NPN,PNPの区別も不能でしたが....)
・学生時代の愛機 TS820DやTS700Sの修理が出来れば初期目標は達成?
>概要<
・未経験者が、どのように修理を進めているのか...手探りながらプロセスを、ご紹介。
・いきなり回路図見ても理解出来ないと思います。手順や方法↓
①不具合症状の詳細を把握する。
オールモード機の場合は、周波数形式と症状の相関關係も確認
TR9000系やTS770-780系は無線機が正常ならFMで送信調整を正しく行えば、SSBも正規出力が出ると思います。FMで10W出ていてもSSBの平均出力少ない場合、一度、送信調整を推奨します。
②無線機取説のブロック図を見て故障原因が、どの基板に居そうか推測します。
修理関連のネット情報を収集し、推測材料にします。
出来れば同じ機種を何台か扱うと、故障しやすいポイントが分かってきます。
同一メーカー、類似製造時期の製品は回路設計が似ています。今取り組んでいる修理経験は他機種に展開出来ます。
③簡単に諦めない
故障に關係無さそうな部位の調整を行ったら、不具合が止まったり改善する場合も。
修理できない悔しさが、自身成長の原動力。
④測定器や工具は必要
ジャンクで構わないので揃えましょう。(最低限)
標準信号発生器、周波数カウンター、パワー計、テスター、ダミーロード、セラミックドライバー、ハンダコテ、ハンダ吸取器、工具セットなど
⑤手元にサービスマニュアルが有る前提で記載しています。
(無線機関連ホームページより英語版をダウンロードして下さい)
サービスマニュアルは所有機だけでなく周波数帯域類似機種にも事前に目を通してください。TR9000の修理調整に、TS700Sのマニュアル記載内容が参考になったりします。
>詳細<
<準備するもの>
①やる気
(高周波回路を理解しようとする努力.....昔、勉強しませんでした?)
完璧な修理は無理にしても
・送受信可能(変調OK 受信感度OK パワーがそこそこ出る)
・周波数変更可能(周波数ズレは各電波形式に於いて実用限度内)
・FMではスケルチが効く、Sメーターが適正値を示す.....を目指してます
②道具
・ハンダこて(私は40Wを使用)
・電流増幅率hfeが測定出来るテスター(新品で1500円程度)
・出来ればSSG 標準信号発生器(CW信号のみ出力するタイプでもOK)
・ダミーロード(私は15Wタイプを所有)
・パワー計(SWR測定兼用タイプでOK)
・周波数カウンター(高精度のものを推奨)
・測定器ー無線機の接続ケーブル
・デジタルカメラ(修理前の状態を撮影)
・油性ペン(コイルやトリマーコンデンサの現在位置を基板や周囲の部品に記録)
・ルーペ(老眼対策?) ハンダ吸い取り器、非磁性精密ドライバー 、標準工具セット(ペンチ、+ードライバー 6角レンチ 精密ドライバー等) 、ピンセット、接点復活剤(CRC5-56でOK 使用は最小限)、熱収縮チューブ、古い歯ブラシ(接触不良探査用)
・RFプローブ(ダイオード1K60x2とセラコンデンサ100pF 10000pF+ユニバーサル基板で簡単に自作出来ます)
私は、jg3adqさんのHPを参考にしました。
更に上を目指すなら
・2トーン発振器
SSB調整に必要ですが持っていません。そこでフリーのPCソフトをダウンロードしました↓ 設定も簡単! 2トーン発振音がPCのスピーカーから聞こえます。感動&製作者efuさんに感謝
D-DA やオーディオのチェック用 テスト信号発生ソフト (ASIO、WASAPI対応) | ||
WaveGene (フリーウェア) |
V1.50 (2013/01/05)
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・オシロスコープ(修理対象無線機使用周波数に対し5倍位の測定レンジを持つものを推奨 例:HF~30MHz機ならレンジ150MHz)
・トラッキングジェネレーター付きスペクトラムアナライザー(これでプロ並?)
③故障原因推定資料
・サービスマニュアルや取説のブロック図&回路図
(マニュアルはネットで英語版をダウンロードして使用。類似機種でも可)
・電子回路基礎教本(必要により、自身に合うものを選定)
・推奨書籍:基礎電子工学 電子回路編Ⅰ、Ⅱ 末武 国弘 監修 松下電器工学院 編著
④交換部品 2SC460,2SC458,2SA○△□の代替トランジスタ等を準備
私は2SC460B,2SC1815Y,2SA1015を、まとめ買いして使っています
・トランジスタの型番からNPN PNPの違いが判定出来る事
(テスターで電流増幅率の測定する際に必要)
●2014.02現在の 角形2SC460B 代替品 当方推奨交換Tr型番
・ 2SC2668(Oタイプ hfe70-140:20円位/個)
又は2SC2839(35円位/個)
但し、回路によっては上記Trが合わないようです。その場所には2SC1675(生産中止品で入手困難)などを探して交換して下さい。
・可変抵抗を纏め買い。抵抗値が様々で、どの値を買うか悩みましたが、
トリオ サービスマニュアル内パーツリストを参考に使用頻度の高い抵抗値をピックアップ。(参考機種:TS-820 TS-700S TS-780 TR9000 TR9000G)
結果:500Ω 5KΩ 10KΩ 50KΩ 500KΩあたりを中心に購入。
⑤方法
・サービスマニュアルや修理関連ホームページを参照
症状から故障箇所を推定。
・ブロック図見ながら送信または受信の信号が途切れていそうな場所を推測。
・不具合回路に送信又は受信時の動作電圧や信号が正しく加わっているか確認。
<例>無線機固有の故障傾向と症状を事前にインターネット調査
・角形2SC460Bがダメになる機種
・電解コンデンサがダメになる機種
・特定のコネクタが接触不良に成りやすい機種や基板のハンダ亀裂(半田経年劣化不良) など
<例>Sメータは動くが受信出来ない......
まず取説付属のブロック図を見て下さい。Sメーター迄、信号は来ていますから、その下流に原因が有ります。もしオールモード機ならFMとSSBで動作に違いが有りますか? SSBは復調OKだがFMが復調出来ないならFM IF基板に原因が有ります。
<例>受信感度低下
・古くなったリレーの接点劣化
送信は通電電流が大きい為OKでも受信の際、接点抵抗値増加の影響で電流が流れ難く成り感度が落ちる事が有るそうです。
・入力コイルやヘリカルコイルなどの同調ズレ⇒再調整して下さい。
各コイルの位置などは本項調整記載欄又は回路図参照
この時代のトリオ回路図では
入力コイル:L1,L2
ヘリカルコイル:L3などと表現されています。
・中間周波増幅基板の受信回路:コンデンサ内蔵タイプのコイルはコンデンサ容量抜けの場合、受信調整しても信号ピークが出ないそうです。20pF位のコンデンサを既存コンデンサに並列ハンダ付するとコイル調整範囲が改善出来るそうです。
・受信感度調整を実施し、信号が増加するとスケルチの効きも改善する様です。
(しっかりした信号が入ってきてこそスケルチも良い仕事が出来るのでは?)
★調整に關係無い箇所を触らない事。測定器無しにコイル類のトリマーを大きく回さない事。単純な同調ズレなら少し動かすだけで変化が有ります。何も変わらないなら調整前に、劣化部品の交換や補修などが必要と思われる
・トランジスタの増幅率低下
角形2SC460B,2SC458,2SC733などのリード黒錆⇒交換
修理後の感度調整方法
修理前のSメータの振れを記録します。SSGが無い方は、アンテナに無線機を接続し一定強度の無線信号値などを先に記録しておきます。
又は
①知り合いの無線局に電波を出してもらい値を記録。
②一般ノイズのレベルなどを参考情報として記録。(強度が安定している事)
③手持ち他無線機の出力を大きく絞って不具合無線機に受信させる
(出力調整用可変抵抗を回し出力絞る又は途中にアッテネータ入れるなど、ちょっと技術が必要)
Trなど不具合部品を交換した後、同一信号を受信し、サービスマニュアルに従い調整するか、Sメーターの振れが最大になるよう調整します。(Sメーター設定を除く)
ヘリカルコイルはバンド幅の端と、中央で感度の差が少なくなるよう各コイルを調整。
例:144.00MHz(下端) 145.00MHz(中央) 146.00MHz(上端)
<例>スケルチが効かない
ブロック図でスケルチボリュームの所在を確認。図のスケルチボリューム近く(アンテナからの信号側)にIF AMP用高周波トランジスタが複数個存在する筈です。各トランジスタの動作電圧をテスターで測定するか、基板から取り外してhfeを測定します。新品のhfeと比較し値が半分以下なら交換。
<参考機種とトランジスタ場所>
・TR9000: IF AMP Q14~Q17
・TS770 : IF AMP ,LIM Q30~Q34
他、類似機種を修理したHPなどを参照。修理情報記載HPによるとスケルチ関連回路は
2SC460代替で2SC1815が使えるそうです(TR9000で試しました。OKでした)
<例>出力不足
各部の同調ズレの場合、サービスマニュアル指定の調整で回復する場合も有りますが、古い無線機では原因が多岐に渡る可能性が高く全快は難しいと感じます。原因と思われる場所を1箇所ずつ確認して下さい
・FINAL UNITなどの TC,VR、 トランジスタ(足の黒化は交換)やFETの劣化
・送信回路の各コイル(L)、コンデンサ(TC)同調不良
・送信回路の電圧ズレ など
例:9Tと表示されている部分には送信のみ、関連回路に9Vの電圧が発生します。
9=9V、T=TX(送信状態)
<例>接触不良
誤動作の原因はコネクタやスイッチの接触不良か基板ハンダ不良の可能性が大です。
・短時間のみ不具合が発生する場合は故障原因の究明が困難ですが、五感を駆使して下さい。不要になった歯ブラシの柄で、接触不良推定箇所を軽く叩き変化の有る場所を探します。
・ルーペで基板上のコネクタハンダ付け部分など、力が加わり易い場所を目視観察します。ハンダの浮きや亀裂などの不良が有れば、再ハンダします。
・PLL回路 トリマーコンデンサ接触不良によるロックはずれ
コンデンサを少し強めにドライバーで押しながら回すと改善する事が有るそうです。
・TS700系 TS820系などVFO不良
VFO回転軸と固定部の接触不良には導電グリスが有効との事です。(当方は使用経験無し)
・同調コイルのコア脱落
同調コイルのコアを回しているとコアがコイルケース内下部に落ちる場合が有るそうです。爪楊枝の先を削り、コアの溝に接着固定。翌日、ゆっくりコアを回しながら引き上げると復旧できるかも?
<例>劣化部品の 「あぶり出し」
基板の故障と思われる箇所を急激に冷やす(小型の冷却スプレーが販売されています)又は暖める(ヘアードライヤー)などして、変化の有る箇所を探します
⑥慣れるまでは動作品を別に1台準備し、トランジスタの動作電圧、テストポイントの周波数などを比較すると良否判定が楽
( 修理完了後、動作品は売却しては? )
・TS700Sサービスマニュアルにはトラブルシューティングチェックリストが記載されています。しかし「●△■が不調の場合、TP2をチェック」と記載されているだけ。TP2が、どの状態ならOK又はNGか不明。良機と故障機2台の測定値を比較し判断するしか、方法が有りませんでした。
<その他 番外>
オーディオアンプ 左右SP音のアンバランス
・左右の音声増幅回路 電解コンデンサが容量抜けで容量バランスが変わると差が音に現れるそうです。
・1990年代に多発した電解コンデンサ漏液トラブル
周囲温度40~50℃で使用される機器。電解液が漏れた場合、周囲温度が比較的低いと、液が揮発せず基板上のパターン「+と-」がショートしたそうです。
◎故障部品を特定するだけでなく、出来れば原因も理解しましょう。
(回路設計が出来る様な知人を作りましょう....無理?)
★ヤフオクで購入するなら、どの様な無線機を選ぶ?
・外観が綺麗
車載で使い込まれた無線機を修理しても、直ぐに新たなトラブルが発生する可能性 「大」 (高温環境や振動衝撃による内部部品の劣化)
⇒
特に動作不明又は故障有りの場合、外観から修理するに値するか見極めます。
(但し、難有り品なら比較的安価に落札可能)
無線機背面のネジに錆が少ない。
外観に大きな傷が無い
アルミ部品、メッキ部品に輝きが有る
スイッチやつまみの塗装剥がれが少ない
タバコのヤニ汚れが少ない(マイク、カールコード表面に輝きが有る)
日焼けの有無 外観はオリジナル塗装か 等
・出品者が実際に使用し、状況が正確に記載されている品
原因が推測出来る様になれば事前に簡単な修理計画も(後は落札するだけ?)
・液晶より7セグ
液晶表示は長持ちしない様です。7セグLED無線機は古くても結構使えます
・高額品を避ける
数万円支出しても惜しく無い方は別として、5.000円位を目処にされては如何でしょう?
・小型、高出力機は避けたほうが無難
無線機内部の温度上昇が激しいと電解コンデンサの電解液が揮発し不良に。
・昭和50年代後半以降に製造された無線機
角形2SC460など足の銀メッキが腐食するトランジスタを使用していないので、不調でも点検、調整だけで復活する可能性が高く、お勧めです。
★2014.01.18 修理した無線機 その後........(2015.12更新)
・素人修理の無線機、経過報告。
■修理した各無線機の大部分は月に数回使用する程度ですが、安定動作します。素晴らしい!
①TR9000 部品交換無し調整済み
メインリグとして使用していたのですが、調整後数ヶ月すると、送信時、数秒間出力が安定せず、変調も乗らず、ハム音のような振動音が聞こえます。144MHz帯より145MHz帯の方が発生し易い感じ。
しばらくマイクのPTTボタンをカチャカチャやって送受信を繰り返すと安定動作しますので、送信回路の同調ズレ又はリレー?と推測。
ホイップアンテナ(ノンラジアル SWR1.5未満)をダミーロードに変えて送信してみると........快調!
原因判明 ⇒ MC-40SマイクPTTスイッチ不良:交換済:OK
調整後3年経過:使用OK
2015.03.06 RFプローブ自作したので各部のRF電圧調整。PLL電圧のズレが大でした。 出力調整するとMAX 15W出ます。ALC可変抵抗調整し12Wに設定。
②TR9000 SSB不良修理済み(リレーは不良では無かったが交換済)スケルチ関連Tr交換&調整済み
スケルチ効き安定、パワーもMAX13W出ています。Sメーター内臓電球が切れました。(単身赴任引越し中の振動に耐えられなかったか?)
室内使用は問題有りませんが、14V用麦球等に交換済。(電圧を測定すると6Vでした)
2014.03.25
・Sメーターを分解しガラス管ヒューズ型電球をスタンレー14V麦球に交換。
(ヒューズ型電球のリードが片方折れてました)
そのまま交換すると6Vでは暗いので、電球基板に付属する抵抗を除去しました。しかし、ちょっと眩し過ぎるかな?。⇒ 外した抵抗を再接続。まあまあ明るくOK。
・FM変調にボツボツとノイズが入るので調査。
周波数帯域によりノイズが出やすい場所、出難い周波数が有りました。マイク接続無し無変調でも変わらず。回路の同調ズレかTr不良?
・TXユニットS1コネクタ抜き差し後、FM,SSB送信不能に!
配線の断線、コネクタ周囲のハンダ亀裂などを疑いましたが不明。コネクタ内部ピン端子をテスター端子先端で押しながら導通確認を行っていたら復旧。(結構、焦りました)
RXユニットS1が含まれるコネクタの接触不良だったかと考えます
>総ての旧2SC460Bを点検、不良品交換済。現状、USB変調こもりぎみ。他OK<
・SSB変調歪原因究明中。RX UNIT Q39動作電圧測定/マニュアル相当値:OK
その他確認内容はTr9000欄参照
③TS700S-1(ヤフオク) Tr&麦球など多数交換。調整済み
初めて本格的な修理に取り組んだリグです。故障箇所が多く2ヶ月要しました
2014,2015年のニューイヤーパーティで使用しましたが問題なく動作します。
妻もこのリグで初QSOしました。TR7500GR同様、ドライブ段のTrを交換したらパワーが増えるのか? 思案中
修理後2.5年経過:使用OK
④TR7500GR 旧2SC460B全交換。調整済み
今や自宅のメイン機です。送受信問題有りません。
2013.3~修理後4年経過:使用OK
⑤TM401D ジャンパー線修理、部品交換無し。 調整済み
関西では430をメインに使用されている方が多いので活躍しています。
安定して20W以上出ます。
修理後4年経過:使用OK
2015.07夏場、5W 1H QSOで送信出力ダウン:夏はファン空冷使用します。
⑥TS700S カウンター故障 麦球のみ交換、点検調整済み
周波数カウンター表示異常無し VFO動作不良無し、麦球OK
学生時代に愛用したRIGを修理出来て嬉しいです。
修理後4年経過:使用OK
⑦TM201 ジャンク扱い 電源入らず リセットスイッチ点検済み
1時間ほど送信10WでQSOしましたが問題無し。
本体の温度上昇が比較的大きいので、夏は空冷ファンを併用。
・10日程電源SW入れなかったら動作不能。リセットSW交換が必要なのか、バックアップ電池交換で復活するのか??⇒リセットSWを指連打で誤魔化し復活使用中。
・リセットSW内部に防錆潤滑剤CRC5-56を少量噴霧しリセットSW指連打!。⇒リセットSW接触不良は改善。軽くSW押すと問題なくリセットします。(その状態で送受信OK)最近毎日使用し好調
2014.08 電源入らずリセットしない。ケース開けリセットSW指連打が手間なのでTM-211を愛用中
・14_11自分でも不明ですがTM201を使いたい衝動に駆られ、都度リセットし愛用中。
2015.01
バックアップ電池交換で復活。
2015.03
リセット後数分すると送受不能に。本体内部、総てのコネクタ着脱操作にて復旧。どこかのコネクタ接触不良でした。
⑧TS770 送受信調整
144MHz (430)SSBメイン機として使用中。144&430 FMも好調
・2014.07 AC100Vにて受信中,突然電源が切れました。本体にDCケーブル接続すると問題なく動作します。再度自作ACコード接続すると正常。コネクタ又はレセプタクルの接触不良か? 2014.11以降不具合再現せず。
⑨TS820S 送信不能、受信誤動作。接触不良多し → IF UNIT Tr交換と接触不良改善策実施済。
ぎりぎり動作:7MHzワッチ用として毎日使用。~21MHz 各バンド出力120W / 28MHz 50W 各OK
2014.07 7MHZのみ時々、送受不能。2SC460劣化によるPLLロック外れ?
→2014.11最近調子良い。外気温?
★2014.12 PLL UNIT調整後、比較的好調だった。
その後、PD UNIT Q4交換&基板関連部品再ハンダするも7MHzアンロック頻発。2015.03 VCO UNIT 7MHz関連部品再ハンダで解決。IF UNIT 2SC733Yも総て交換し修理完了。
2015.12 好調
2016.夏 コネクタ接触不良によるSメータ振り切れ誤動作再発したが、秋以降正常に戻る。
2017.1.26
久しぶりの送信チェック。CW 100W OK 。 SSB 出力出ず。送信時、マイクコンプレッサーは動作。モニターより音声聞こえず。各バンド共通でNG。
原因はマイクゲインボリュームの接触不良。時々動かしましょう。
⑩TS820X(D) VFO接触不良 つまみ接触不良 → VFO分解点検済
VFO問題なく動作中。快調。
⑪アンプHL-37V 受信アンプ不良 → 調整済
SSB送信のみ、リレー:チャタリング(電解コンデンサ点検済、劣化無し→ FM/SSB 切り替えSWの選択ミス) 他、送受好調。
⑫TR9000G 送受信調整
FM,SSB問題無く動作中。
⑬FT290 スイッチ接触不良、受信感度改善改造済
修理後3.5年経過:状態悪化なし。使用OK
2014.02.15
★第一電波 SWR計 SX200 0点調整不能⇒修理済み
SRW計のメーター0点が0.1ずれ 調整。
アジャストスクリュー回すも反応無し......どころか、0.5ズレに大幅悪化!
焦りましたが、分解し確認すると、正面パネル裏のメーター固定用樹脂爪(3箇所:ご丁寧に接着してます)左が外れズレてました。
(爪とメーターの嵌合不足です。)
良く見るとアジャストスクリュー先端のピンがメーター0点調整用銀色金属プレートの穴に入って調整できる構造でした。
正規位置に組み直し調整終了しましたが、この不具合は再現しそうです。
樹脂製正面パネルを本体底面から固定するネジ左側が丁度、メーター背面壁を支えられる位置に居ます。このネジを5mm程度長めのものに変更し再発防止しました。
無線機の最低受信感度 比較測定
SSG ANRITSU MG3670B 無変調信号を各無線機アンテナ端子に入力し、無線機の最低受信感度を測定。スピーカーAF出力計測はオシロスコープではなく、私の「耳」
・TM201/1台目 -26dBμ迄信号検知(144MHz FM調整後)
・TM201/2台目 -27dBμ迄信号検知(144MHz FM調整後)
・TM211 -30dBμ迄信号検知(144MHz FM調整後)
・TM401 -27dBμ迄信号検知(433MHz FM調整後)
・TR9000G -26dBμ迄信号検知(144MHz FM調整後)
・TR9000G -36dBμ迄信号検知(144MHz SSB調整後)
・TS770 -27dBμ迄信号検知(144MHz FM調整後)
・TS770 -36dBμ迄信号検知(144MHz SSB調整後)
・TS770 -23dBμ迄信号検知(432MHz FM)
・TS770 -21dBμ迄信号検知(437MHz FM)
・TS770 -27dBμ迄信号検知(433MHz FM L30,L33調整後)
・TS770 -36dBμ迄信号検知(432,437MHz SSB調整後)
東京ハイパワー ①HL-37Vジャンク扱(受信アンプ不調→調整済)②HL-37Vジャンク
①中古無線機本舗さんよりHL-37Vジャンク扱い購入。受信アンプが全く増幅せず、ただのアッテネーター化(笑)
メーカー 東京ハイパワー 分類 144MHz30Wアンプ
型番 HL-37V ジャンク扱い 外観 並 付属品 ブラケット
<仕様>
Type: VHF all-mode Linear Amplifier
Frequency Range: 144-148 MHz Voltage: 13.8 VDC
Current Drain: Max 5 A Drive power: 0.5/5 W
Maximum output power: 30 W
Dimensions (W*H*D): 100 x 35 x 144 mm Weight: 550 g
Manufactured: Japan, 19xx-19xx (Discontinued)
Other: GaAsFET Preamp (Built-in adjustable -20 to +14 dB)
Internal FM/SSB switch
<点検、調整>
TM201 FM 1Wの入力で30W近く出ます。TS770マイクゲイン控えめで、SSBも30W:OK
JH0IAAさんのHPでHL-37V点検の話が紹介されてました。感謝!
受信不調の原因がFET脇のTC(4枚目写真)で改善するのか確認。
調整当初はTC回しても変化が感じられなかったのですが数度回すとモニター機TM201のSメーターが「ガン」と振れます。S=1が、Max 7 程度に改善。ラッキー!!
RXスイッチも接触不良傾向あります。RX SW入切りでS:1~2変動。
SSBにて送受切り替えリレーがチャタリング起こす場合有り。接点接触不良か関連電解コンデンサ(10μF 25Vx2,4.7μF 25Vx1)の劣化か?→ ×
調整後、TM201,FMで受信増幅率変化を確認しましたが大きな変化は感じませんでした。
TS770 SSBでは明らかにメリット向上が感じられます。SSB主体で使用します。
・2014.07.06
電解コンデンサ3個(10μF 25Vx2,4.7μF 25Vx1)を取り外し容量計で電荷測定 → 劣化無し。
アルミフィンに固定されたネジを総て取り外すと基板と冷却フィンが分解出来ます。細い配線を切断する恐れ有り注意。
コンデンサ交換は簡単に終わると思っていたら、10μF 25Vx2は基板の太いパターンに40Wコテの熱を奪われ外すのに大苦戦。そんな事に気がつかないのが素人(笑)。大容量コテが無い方は触らぬが吉。(10μF 25Vx2のみ手持ち新品に交換)
・翌日、キャリアコントロールについてネット調査。その後、重大な事実に!
FMとSSB 切り替えスイッチの方向間違えていたような。背面のスイッチ:上がSSB で下がFMの模様。この位置でSSB時、リレー誤動作無し..........(これまでSW逆方向で使用。但し、どちらに切り替えてもSSBでリレーがチャタリング起こしていたような....)
②2014.09.08 中古無線機本舗さんよりジャンクHL-37V 2台目購入
受信アンプ動作不能との事。FET感度調整用TCの同調ズレと推測。今回はコピーですが取説付き(嬉!)
・SSG145.00MHz 20dB入力してみるとRXアンプ 入(S=9) ー 切(S=2)でFT290の受信感度が変わります。念の為FET感度調整用TCの同調調整しましたが変化無しOK。調整後、RX切状態で(S=5)。なぜ、アンプをスルーした信号の強度が増加したのか不明ですが、結果オーライとします。
SSBのQSO 受信しながらRXアンプの動作確認行いましたが信号強度増加が確認出来、OKでした。
・送信はFM 3W入力で30W出ます。SSB送信時のリレー誤動作無し。お買い得でしたが、使い道が.............ヤフオクTS700S修理品と組み合わせるか?(FMはLOW Power / SSBはマイクゲイン にてアンプ入力調整できると考えます。このアンプはMax5W入力です)
・リレー不具合の場合、代替品は DS2E-M-12V だそうです。
TS940S 受信可、送信不能 ジャンク扱い : 電源部のみ修理済
2015.04.21
中古無線機本舗さんよりTS940Sジャンク扱い購入。
普段TS820Sで7MHzを受信しています。「受信だけなら送信機能不要なので昔のKENWOOD最上級機を使ってみるか?」と考えましたが....私的には高額投資でした。
状態:外観綺麗。オプション無し
正面パネル上端に小豆大の塗装剥がれ有り残念。確かに送信出来ませんが、受信状態は良好。しかし、使用開始から僅か30分程で、いきなり本体が通電不能に!
・送信が修理出来ればと目論んでいたものの........積極的に修理する気持ちも無かったのですが... ⇒ 受信出来る程度に修理しないと、唯の粗大ゴミ。
(30年モノ中古無線機、何が起こるか分かりません!!)
メーカー KENWOOD 分類 HF100W
型番 TS-940S ジャンク扱い (No.7010●●● 1985年後半~1986年製?)
外観 並 付属品 取扱説明書, ACコード
本舗コメント:送信できません、受信はできますが動作保証出来ず、ジャンク扱い品
<点検>
●受信
・TS820Sと聴き比べ。7MHz受信感度は問題無さそう。混信除去機能もOK
・過去の使用雰囲気は非喫煙環境。過去の修理メンテナンス歴は無さそう
●送信
・不可。SEND:メーター VC 電圧表示時、針は右に振切(30V以上?FINAL UNITのPWR Tr破壊してそう)
後日、パワーユニット点検するとMRF485 1個に亀裂有り。他外観異常無し
(MRF485の代替に2SC1969が使えるかも ※但し3端子レギュレータを用いTr印加電圧を28Vから12Vに落とす必要が有るそうです。/ 2SC1969は消費電力がMRF485より小さく100W送信には耐えられぬ?。50W位ならOK??)
■通電不能 原因究明 (当方、電源部修理は未経験)
・ACコード、本体内蔵フューズ、内蔵トランス出力、整流ダイオードD101(左上48V 右上33V) 各OK
・ネット情報によるとAVR UNITに原因が有りそう。点検
CN12 ①45V ②45V(30Vが正常) ③0V (30Vが正常)
CN3 ①0V ②0V CN6 ①0V ②19V ③0V
CN2 ①0V ②35V ③0V
Q1:2SB861C (PNP hfe140) B:45V C:0V E(↑):45V (Q1 C-B間 導通有りNG)
R1:45V/(取外導通無NG) (R1,R2=2.2Ω 1W)
R2:0V/(取外導通無NG)
D3:0V/NG R3:0V /NG R4:45V
パワーTr Q101 Q102 2N5885(代替2SD114)の良否不明(⇒確認すべきだった)
端子AC3:0V AC4:14V 28A:0V FB:0V
以上測定結果より,定電圧用ツェナーダイオードD3 BZ320(33V 1W)周辺がNG。
(代替1N4571A又はBZX85C30 ?)このダイオードが故障すると本機のパワーユニットやIFユニットに供給する筈の28V電圧がダウンし、無線機が動作不能になる様です。
・このAVR UNITでは他に9V 12V 18V 22V 定電圧用ツェナーダイオードが使用されています。(マニュアル見ると、規格電圧+10%のダイオードもOKの様です。)
・整流D U05B(C,E,G,J)x4
2015.04.25
D3を新品ツェナーダイオード33V 0.5Wに交換⇒本体主電源ON:変化無し/D3:0V
R1を基板から取外しテスターで確認すると導通無し故障
R1交換後、本体主電源ONでAVR UNITから淡い煙が.......(D3,R1:交換したツェナーダイオードや抵抗が死亡。交換前に主原因究明すべきですね......反省)
そもそもQ102の BはQ101同様、30Vと思われるが現在45V有る⇒Q102 C(CN12-1:45V)- B間が不良でBからCN12-2に45Vが出力されてR1が焼損しました!
※備考:NPN Tr 2N5885の、C-B間は導通無しが正常
・Q102 C-B間 導通有りNG(交換用2SD114ヤフオク手配 300円/個 Q101 C-B間導通無し:OK )
とりあえずQ102のB,E端子から配線を切除し、Q102と無線機の接続を断ちました
(Q102はTS940背面ヒートシンク:上側のTr。リード種別:Trを背面から見て、左がB 右がE ボディがC)
★備考★
・2N5885故障でAVR UNIT BS1,BS2,28A系統に40V以上の電圧が掛かり関連部品を破壊する話はTS940で有名なんですね。調査不足でした。
・AVR UNIT修理にはTS930修理情報も参考になります
・AVR UNIT の可変抵抗VR1 500Ωの接触不良で規定値28.5Vより高い電圧がPOWER UNITに送られるとMRF485が破損する様です。VR1交換しましよう。
・冷却ファン動作開始温度を下げる改造例
PWR UNIT:R17 3.3kΩ⇒6.6kΩ AVR UNIT:R11 390Ω⇒470Ω
・AVR UNIT パーツリスト
Q2-4:2SC2458Y Q5:2SC1959Y Q6:2SC2235(O)
D1,2:U05B D4:MTZ12JC D5,7:1SS133 D6:SV03Y D8:MTZ18JC D9:MTZ9.1JA D14:MTZ22JO R21:560Ω(経年劣化し易いソリッド抵抗)
2015.05.17 AVR UNIT Power Tr 修理済
部品が揃ったのでAVR UNITとパワートランジスタの交換を実施。
Q102:2N5885⇒2SD114(AVR UNITが正常ならQ101のみで受信状態の供給電力は足りると思われる。Q101良否確認する為、この時点ではQ102ベース端子への配線は接続していない)
※2SD114のピン配置は2N5885と共通なので、そのまま部品を入れ替えて配線OK。
2SB861(hfe 実測125、http://www.bonton-nagoya.com)、R1,R2(マルツパーツ),D3交換後、AVR UNITを本体に接続するも動作せず。orz
テスターで各部の電圧測定。コネクタ12 ①に45Vは発生しているが、2SB861の E(エミッタ)に①からの45V電圧が印加されていないので途中のR4が故障していると思われAVR UNIT基板上のR4リードを電圧測定すると0V。(取外すと R4:オープン不良)
R4交換し、AVR UNITを再組立すると無線機の主電源が回復した。(Spark joy!)
その後、AVR UNIT コネクタ12からQ101のベースに接続されている線BS2をQ101側で切断し、Q102にBS1からのリード線をハンダ付け⇒Q102のみで無線機が動作するので本日交換したQ102(2SD114)も正常と確認出来た。
FB端子 実測29.1V ⇒ VR1調整 マニュアル指示値 / 28.5V:OK
念の為、Q101を2SD114に交換し、AVR UNITの修理完了。
本日の作業約4時間 部品代(送料、交通費含む)約1000円(+正常2N5885交換300円)でした。
・2015.05.24
有名な IF UNIT , RF UNIT のFETを各基板より取外し逆向きに基板にハンダ付け⇒受信Sメータ振れ改善/他ブログで情報多数の為、写真等は省略します。
サービスマニュアル参照しIF UNITのコイル受信調整/SSG 14.1MHz 20dBにてTS940SのSメータ表示は7程度。 モードSW: FM⇒殆どコイルの同調ズレ無し:OK
電源冷却ファン
①モータ軸受に車のエンジンオイルを1滴、滴下し5分程回転させ軸受へのオイル浸透を図る。
②DC12Vモーター端子2箇所のリード再ハンダ。⇒ オイル滴下はファン回転数アップに若干貢献した感。再ハンダは変化感じず。
電源ファンの外側に5V USBファンを増設し冷却フィンの温度上昇(整流ダイオードは発熱:小、3個セットのトランジスターは発熱:大)を防ぐ応急処置を行い、電源部暫定修理完了/エージング中=OK。本日の作業約1.5時間 部品代0円
(TS940受信良好 / 修理の勉強やってて良かった!)
<その他>
・AVR UNIT 背面端子と無線機のフレームが接触し火花が出ました。無線機の主スイッチオフ。コンセントオフでの出来事です。AVR UNIT電解コンデンサの残エネルギーだと思います。修理中はAVR UNITの扱いに注意が必要です。
・回路設計知識有る方からアドバイスを受けました。(回路図を示しての事では無いので間違い有るかもしれません)
Q101,102パワートランジスタは各トランジスタのベースにAVR UNIT BS1 BS2 よりスイッチング電圧が印加される事により動作する。よってスイッチング回路(R1,R2,D3等)やスイッチングトランジスタ(多分2SB861)が故障するとパワートランジスタからの出力が喪失する。このTrに接続する電解コンデンサが容量抜けするとスイッチングのタイミングがずれる。
・Q102,102 各2N5885のベースやエミッタの電圧を測定し40V以上有る場合は故障です。直ちに不良トランジスタ(Q101又は102)を回路から切り離して下さい。
予防安全の為、正常でも、古い2N5885の交換を推奨。
・AVR UNIT修理後、7MHz受信。暫くするとQ101,102隣接の冷却ファンが緩やかに回転を始めましたが、回転が弱いような......新品時の状態が不明なので念の為、補助ファンで冷却実施。90分程受信してみましたがTS940動作良好でした。
・TS940 Sメーターの赤い針が老眼には見にくい。
・写真のビニル袋入部品:今回交換した不良部品と私のミスで煙が出たD3とR1。
・2N5885はフェラーリテスタロッサのブロワファン回路にも使われているそうな。
TS940S 2台目 送信難有りのジャンク扱い品
2016.07.02
中古無線機本舗より購入。状態は、
メーカー KENWOOD
分類 HF100W
型番 TS-940S ジャンク扱い (No.5120●●● )
外観 並
付属品 取扱説明書, ACコード
SSBは110W程出ましたがCWは70W・FMは20W程しか出ませんでした。受信はできましたが状態変化の可能性あり、すべて保証外のジャンク扱いで 説明書はコピーです
調整マニュアルのコピー(抜粋部のみ)付き
無線機到着後、簡単な動作チェック。受信感度はOK。SSB送信も良さそう。
日本語サービスマニュアルの調整部コピーが付属しておりラッキー。
1台目で痛い思いをした電源のパワートランジスタ2N5885x2個を早速交換。簡単な作業だが久しぶりの部品交換なので慎重に実施。1時間半で終了。無線機動作OK.
(代替Tr 2SD114x2は、以前予備購入していた品を使用)
ところが、電源用ファンが回らない。トランジスタ交換の際、フィンに固定されたサーミスタが外れたので、シリコングリス塗り再固定するも変わらず。サーミスタ交換か?(フィンが昇温するとサーミスタ抵抗値が10kΩから5kΩ以下になりファンが回転するらしい) 後日、サーミスタ点検予定。
<その他>
・ファィナルユニットの基板を放熱フィンから外し、シリコングリース再塗布予定。
・シリコン成分がリレー等の接点に付着して接触不良の原因になるそうです。ご注意を。
・AVRユニットの電解コンデンサは天面が膨れ、交換必要。
TS780-No.1 受信感度低下 ジャンク扱 送,受信調整
2014.11.07
中古無線機本舗さんよりTS780ジャンク扱い購入。全く必要有りませんが、TS7●0シリーズユーザーとして興味が有り、つい購入しました。
状態:外観再塗装品。周波数調整ダイヤルに大きな傷(同社HPの商品紹介写真では気が付きませんでした。分かっていたら買わなかったかも) 受信感度がV,U各6dB低下との事。
・マイク&AC100V電源コード付
・各スイッチ類に緑錆無しで、綺麗。
・TS770同様、周波数変更用メインダイヤルはモードSW FM CHを選択すると20KHzステップでクリック感の有る手応えに変わり便利。
・周波数調整ダイヤルを回すとMHzを跨いで周波数変更が可能でTS-770より改良され便利。
・やはり消費電力が多い(部品点数を考慮すると仕方ない?)
・電源内臓で外部DC電源不要なのは便利。
・144MHz帯SSB送信でALCメーターさっぱり振れず。
・MODE SW 固定ナットに緩み
11.08追記
・SSBおそらく10dB位感度低下と思われます。V-U共通傾向。FMはそこまで悪く無さそう。困った。
12.23追記
.VFOダイヤルが主軸に圧入されている様でセットビス緩めても取り外せず。結果、正面パネル取り外し不能。困った困った。
2015.04.19追記
PLL UNIT コネクタ31プラグが撤去され、ソケット側のピンに直接ハンダ付けされている模様(写真5枚目PLL UNIT 左上隅のコネクタ)
<点検 調整>
(参考:TS770より調整箇所は少ないが、英語版マニュアルの説明、設定の意味が分り難い)
●受信調整
・英語版サービスマニュアル参照しV,UHF IF & RF UNITの各コイルを SSG無変調CW信号をANT端子に入力しながら微調整。
結果 S:2.3⇒ 2.8 改善は微少
・TS780の場合、サービスマニュアルでは2SC460Bは旧タイプ角形又は改良型半月タイプの何れかが使用されていると記載有り。
IF基板の各2SC460Bトランジスタを見ると「改良型半月タイプ」でした。ラッキー!
念の為、足をルーペで見ましたが、綺麗で黒くありません。
<備考>本機のシリアルNo.3110●●●
よって、この番号以降の製品は改良型2SC460Bが使われているかも。
・TX UNIT ALC可変抵抗 VR2,VR1共に交換されています。
●送信調整
調整前出力は
430MHz、FM:10W以上でOK。SSB,CW出力も期待値通りで調整せず。
144MHz、FM:8W程度。SSB,CW各出力不足の感。サービスマニュアルに従い調整するも改善無し。
・2時間ほど送受点検、調整しましたが、144MHz帯の出力不足は原因不明。
11.08追記
ホイップアンテナ接続し送信確認。SWR1.2 144MHz帯で10W出ています。暫定OK。
・2014.11.11
V-U FM(-6dB位),SSB(-10dB?)感度不良。Sメータも振れず。⇒ 受信感度不良の原因推定。V,U両方に共通する受信回路をブロック図で確認するとIF UNITのQ1~FM,S:Q20 又はSSB Q16 Sメーターアンプ間に原因が有る?
・2014.11.13
JH1LKJさんのHP参考に再度V,U受信調整実施。
前回、SSB感度改善しなかった理由:MODE スイッチをUSBに切り替え忘れ。お粗末!。
USB受信:L14調整でS2 L16,17調整でS1改善。これらコイルは調整が微妙です。
MODE:FM にてRF UNIT 144MHz調整用HB(D)コイル再調整⇒S3程度改善。
上記受信感度調整でスケルチの効きは、15時から11時位に改善。
Sメータ調整が不適切な様で、電界強度弱い局は、さっぱり振れません。
AVRユニットの144 430 送、受動作電圧をテスターにて測定:異常無し。
IF UNIT TP1を YC500にて周波数測定:ズレ無し。
しかし運用すると2kHz位のFズレ有ります。仕方ないので最近新品無線機購入した方の電波(出来ればSSB受信しながら調整を推奨)を受信しながらTC3を再度調整しました。TC3にセラミックドライバーを近づけるだけで受信周波数が変動しますが、何度か調整を試み1kHz以内に収まったと思います。お勧めです。
IF UNIT 2SK125 Q2 S、G、マニュアルのIF回路図記載電圧参照し、受信時の各電圧測定:OK (Q1はテスター先端が上手く当てられず未測定)
144MHz FM,SSB受信再調整、Sメーター再調整するも、動作不良改善せず(S=4~5⇒S=1と表示される状態)。
・同時期製造の無線機と聴き比べ。144SSBは好調他機でS4~5以上電界強度の局なら普通に交信出来そう。暫く使ってみます。
・2014.12.20
再度、TS780-NO.1受信調整実施(TS780-NO.2と比較しながら)。SSG 144.20MHz 10dBμにて
NO.1 Sメーター FM:2 SSB:7 CW:9(RF UNIT L2 再調整後、CWのみ9+に改善)
NO.2 Sメーター FM:4 SSB:9 CW:9
NO.1 RF UNIT外し、そこにNO.2のRF UNIT(基板)を入れた後、NO.1の受信確認
Sメーター FM:5 SSB:5 CW:5(NO.1各部の受信調整は行っていない)⇒改善する
433.06MHzローカルA局のFM QSO受信しながら2台の感度比較
NO.1 A局 Sメーター FM:52 / NO.2 A局 Sメーター FM:59+
●この時点で144と430の感度差が大なのでRF UNIT に不良部品が居ると推測。
試しにCWモードで受信してみると
NO.1 A局 Sメーター :51 / NO.2 A局 Sメーター :59+
NO.1 にNO.2のRF UNIT 入れた後、NO.1のA局受信状況確認
Sメーター FM:51⇒55 (受信調整は行っていない)
●430MHzの感度差が改善するのでRF UNIT 430MHz受信関連部品に不良が居る?
・RF UNIT 430MHz Q5,Q7,Q8 FETトランジスタ動作電圧確認:OK
・IF UNIT のFM信号経路に居るトランジスタの動作電圧確認:問題なし
Q1,Q2 D(ドレイン) 8V,Q3 S(ソース) 3V, 430MHz FM Q4 D 7.2V,Q21 B(ベース)1.6V E(エミッタ)0.9V C(コレクタ)7.7V,Q23
C 1.85V
B0.7V,Q22 C3.1V B0.69V,Q24 E3.7V B4.2V C6.5V,Q33 C7.1V B1.7V E1.8V,Q34 B6.9V E6.4V
※Q33,34は英語版マニュアルと動作電圧相違しますがTS780-2同等測定値の為、OKと判断した。残念ながら受信不良の原因不明。
・周波数カウンターとテスター使用しPLL回路の周波数、動作電圧を分かる範囲で確認。
TP8,TP10 等一部TPのDC電圧、TP9の周波数 FM 10.240MHz :各OK
(RF UNIT 入力コイルやBPFの不良か?)
・2015.04.12 受信感度不良原因調査
RF UNIT 144MHz関連部品の再ハンダ実施⇒効果無し
Sメーター調整実施⇒144(430もOKと思われる)MHz SSBはS良好
FM:144,430MHz 各S NG。 と言う事は受信回路のSSB信号経路は正常と考え、IF UNIT FM信号経路でSメーター手前迄の部品、Q3 Q4 Q20(Q19,21)辺りにも原因が?
・2015.04.18 PLL UNIT点検
JH1LKJさんのHPによるとPLLからの出力が不十分な場合、受信感度に影響する様なので、PLL UNITの点検を実施。
TP10 動作電圧測定439.9MHz 1.95V(規格値2.0V±0.1):0k しかし430MHzでは 出力無し:NG
TP8 規格値1.5Vに対し出力無し:NG
UL,ULB電圧がマニュアル値と相違:NG
<その他>マニュアルの記載漏れTP4,T5位置追記しました(写真6枚目)
PLL 基板にはTP4,T5記載有ります。
どうやらPLL UNITにも問題が有る様ですが、この無線機は送受信共そこそこ動く所が不思議。
TS780-No.2 144MHz送信不良 ジャンク扱 送受信調整(調整済 144,430 各送受OK)
2014.12.17
懲りずに中古無線機本舗さんよりTS780ジャンク扱い2台目購入。受信不良のTS780-1とニコイチ作戦の予定でしたが調整の結果、No.2が正常動作するのでNo.1は不要?
「最初からまともな品を買えば良いのに」と思われるでしょうが安価に入手し,修理出来た時の「お得さん」も、楽しいんです。
状態:本舗コメントは、144MHz送信微弱、カウンター表示暗い、との事。
・DC電源コード付
・フロントパネルは、まあまあ綺麗。ケース傷、汚れ多し(特に天板)。430FINAL UNIT蓋に調整用の落書き有り。
・144MHz帯SSBでALCメーターさっぱり振れず。430MHz:ALC OK
・トーン基板付き
・両バンド、スケルチ動作良好
<備考>本機のシリアルNo.3110●●●で当方所有1台目と同時期の製造。
改良型2SC460Bが使われている。
・Kenwood修理履歴2回有り
1、昭和57(1982)年3月末/発売1年未満なので保証修理?
2、1996年7月上旬
<点検 調整>
●送信調整
調整前出力は
430MHz、FM:8W位。SSB,CW出力も類似。
144MHz、FM:1W程度。SSB3W,CW:1W 各出力不足。
サービスマニュアルに従い144MHz調整するとTX UNIT L4調整時、出力6Wに増大。しかし、暫くすると送信中に出力ダウンし、再び1Wに。
・1時間ほど送信点検、調整しましたが、144MHz帯の出力不足は原因不明。
翌日、
①144MHz再調整。(出力不足、解決!)
430FINAL UNIT VR4(LOW PWR調整) 可変抵抗を回すとCW,FM,SSB 10W以上出ます。
TX UNIT VR1可変抵抗回して出力制限解除すると15W以上出ました。
再度、TX UNIT ALC VR1可変抵抗回し出力12Wに設定。ラッキーです。
但し430FINAL UNIT VR4(LOW PWR調整)で出力を1Wに絞れません。可変抵抗が寿命と思われますが暫定、このまま運用します。(SSBにてALCメーター若干振れる)
②430MHz調整(出力調整不能、原因究明済)
CW,SSB,FM 原状10W出るのですが、当初TX UNIT VR2可変抵抗回しても出力変化無し。何度か回しVR2、ALC制限解除すると15W程出ます。
やはり可変抵抗が寿命と思われますが暫定、出力12Wに設定し、このまま運用します。
●受信調整
・現状で使えなくは有りませんが英語版サービスマニュアル参照しV,UHF IF & RF UNITの各コイルを SSG無変調CW信号をANT端子に入力しながら微調整。
(20dBμに設定 / 注意:未校正ジャンク測定器です。数値は参考程度で)
結果:144MHz FM :IF UNIT L1とRF UNIT L1に変化有り S:5⇒ 9+ 改善
・SSB受信調整 IF UNIT L7,14,16,17。 L14に変化有り S:5⇒ 9
但し、L14は受信感度だけでなくSメーター設定に關係する様なので暫定運用後、再調整予定。
144MHz FMでローカル局の受信確認しましたが、当方所有同年代の無線機と比較し感度は優れていると感じました。
●内蔵周波数カウンター 表示暗い
・マニュアル参照し、COUNTER UNIT NO.25コネクタの1番と8番ピンの電圧確認:OK
正常時、5V前後。COUNTER UNIT VR1が周波数カウンター輝度に影響するかTS780:2台とも回してみましたが、影響無し。(ハンダ不良?)
・詳細は英語版マニュアルを参照頂きたいのですが、NO.25コネクタの1番と8番ピン同士を接続、VR1調整し電圧を4V前後に減少(decrease)させると、周波数カウンターがgo out(消える)様です。
・この先は推測。
周波数カウンターが故障し非表示の場合は、コネクタ25の5V端子電圧を確認、正常ならタンタルコンデンサ※C28.29あたりを疑うと良さそうです。
※TS780 ネットの修理情報
1.周波数カウンター非表示の際、C28.29を電解コンデンサに交換し修理した。
2.タンタルコンデンサは劣化により絶縁破壊し導通するのでTX UNIT等では周囲の部品(Tr)も一緒に破壊するそうです。
・2015.04.17 PLL UNIT調整(不具合は感じませんが)
TS780-1調整に先立ち、この無線機のPLL UNITを点検しました。
TP1 T1 MAX⇒ 0.094V OK
TP10 1.83Vを1.95VにL22調整(規格値2.0V±0.1)OK
TP8 1.71Vを1.55VにTC2調整(規格値1.5V±0.1)OK
LT 約0.4V (規格値0.5~0.8V)TC1調整するも変わらず。NG?
その他項目も確認したがマニュアル規定値内であり調整しませんでした。
★無線機の調子が良い場合は、PLL UNIT触らないことを強く推奨します。
Sメーター調整実施(詳細はサービスマニュアル参照)。最終的にはローカル局の電波に合わせて針の触れ方を微調整。
TS780-No.3 現状品 (144,430 各送受OK)
2015.11.23
又々中古無線機本舗さんよりTS780現状品購入。商品が届いてから気付いたのですがKENWOOD仕様。(よってTS780-No.1は売却処分予定)
状態:本舗コメントは、144,430MHz共送受OKとの事。内部を触る必要も無いのですが、若干の調整と状態確認を実施。暫く使ってみます。
・AC電源コードのみ付属
・フロントパネルは、まあ綺麗。ケース天面傷、汚れ多し。
・トーン基板付き
・両バンド、スケルチ動作良好
<備考>本機のシリアルNo.8070●●●で銘板KENWOOD の後期?モデル。
改良型2SC460Bが使われている。
・Kenwood修理履歴2回有り
<点検 調整>
●送信調整
調整前出力は
・430MHz、FM:10W位。SSB,CW出力も類似。
(FM LOW POWERでも10W:NG。下手に触れて出力出なくなると困るので 調整せず)
・144MHz、FM:10W程度。SSB,CW出力も類似。
サービスマニュアルに従い各バンドのALC調整すると15W位出ますが12Wに設定。
・2015.11.25 144MHz SSB 交信OK 送受周波数ズレ無し。
●受信調整・現状でFM受信感度問題なし。SQ動作良好。
英語版サービスマニュアル参照しV,UHF IF & RF UNITの各コイルを SSG無変調CW信号をANT端子に入力しながら微調整。結果:コイルL1,2,30,31,3,4,5調整し若干改善。
他、FMにてSメータ調整実施。OK
アンテナアナライザー:リグエキスパートAA-170
2014.05.01
福岡市 アポロ電子でアンテナアナライザー:リグエキスパートAA-170発注
本当はコメットCAA500を購入予定したが、リグエキスパート製品が良いと薦められました。(アポロ電子でも業務用に使用)
<理由>コメットのアナライザーは、クラニシの発展品。
クラニシのアナライザーは測定結果がSWR=1でもアンテナが同調していない場合がある。
(アンテナ単体の同調周波数だけでなく接続される高周波回路のL,C成分も含んだ値を測定し表示してしまう。.....説明が間違っていたら後日修正します。実際にクラニシアナライザー使用されたアマチュア局も同意見でした)
AA-170は液晶表示部にアンテナ同調周波数帯域をグラフ表示し便利。
ただ、液晶や専用充電池の耐久性(本体寿命:希望は10年以上...出来れば20年位使いたい)に懐疑的な私は、正直、気が進みませんでした。
帰宅後、更に調べると内臓充電池は単三充電池使用可能に改善。
AA-54タイプでも良かったのですが、価格差を考えAAー170に決定。
・知人がCAA500購入したので見せてもらいましたが、AA-170で正解でした。使い易さ、電池の持ち 素晴らしいです。
★凄く便利!! AA-54とAA-170 迷うならAA-170を強く推奨します。
(144MHz使用する可能性が無い方は除く)
①HV5Sモービルアンテナにカウンターポイズ取付け、調整(エレメントカット含)
(設置環境は本項、自宅アンテナ アパマンハムの写真参照)
・7MHz :1.5m離れた場所の144MHz 5/8λホイップアンテナが影響し、SWRが3強。ホイップアンテナ撤去するとSWR2.6まで下がりました
・21MHz :144MHz 5/8λホイップアンテナ影響無し
・50MHz :調整せず。
・144MHz :7,21,144MHz各カウンターポイズ付でSWR2。144MHz用 カウンターポイズは、無い方が良いのか未確認
・430MHz:測定レンジ外で不明
➁ヤフオク入手モービルホイップの測定
出品者より430MHz用と聞いていたのですが、144MHzも使用出来そうだったので設置&測定しました。144-146MHz SWR 1.5以下でした。ラッキー!(写真4枚目)
③中古無線機本舗さんよりデュープレクサ購入。しかし不具合が有り返品。50MHz以下側の本体内基板同軸ケーブル芯と網線がショートとの事で修理済品を再購入。特性確認を実施し、正常でした.......ところが無線機に接続するとSWR10! の場合が。調べると本体ではなくMコネクタ側に接触不良の疑い。(テスター測定でも抵抗値が変動するので間違いないと思います。) コネクタ交換すれば使えそうですが...........検討中。
・無線機 ー
DF-26C:コネクタ組み合わせによってはアース側ネジ締まりが甘く、接触不良になっていました。無線機とDF-26Cの間にSWRメーターなど、コネクタネジがしっかり締まる器具を挿入し解決しました。
④「CM144モービルホイップ+ステンレス物干し竿ポール」のベランダ設置
カウンターポイズをベランダ床とアルミ手摺等に巻きつけた場合の違いをANTアナライザーで測定
・床に這わせてもイマイチです。
・手摺巻きつけでSWRはガーン!と下がるのですが、同調周波数が7MHzより低くなりました。
・手摺巻きつけ+一部線を床に這わすと同調周波数が7MHz CW域
・物干しアームに巻きつけ+一部線を床に這わすと、同調周波数は7.1MHzあたりでSWRはぼちぼち。⇒この状態で人口アースを組み合わせチューナー無しにSWRは2以下で運用可能になりました。但し同調バンド幅が狭く7.12MHz±30KHz位かと思います。
★追加調整で、ようやくアンテナ設置完了。同軸ケーブル内部に接触不良が有ると思われ、調整悩みました。安物コネクタ付き新品は、こんなもんか。
⇒コネクタグランド側ネジが若干緩んでいたので増し締め解決。
モービルホイップのバルコニー設置調整 推奨手順ですが、
1、先にカウンターポイズのアースをしっかり確保し、SWRを1.5以下に調整。
2、アンテナ輻射器(エレメント)の長さを可変し、同調周波数を希望の周波数に合わせる。
<結果>
7MHz:7.100±30KHz 21MHz:21.260±100KHz(エレメントカット中古品の為、これ以上同調周波数を下げられませんでした。) 50MHz:51MHz±1MHzで使用出来そうです。
145MHzは、同調周波数141MHz。アンテナに調整構造無し。カウンターポイズで調整不能。よって、同軸ケーブルの全長を可変してSWR2以下に調整しました。
⑤29-430MHz用ホイップアンテナをベランダに追加設置
アースがベランダ手摺で取れることが分かっているので、余裕。
自作アンテナ基台に圧着端子+ネジ接続した29MHzと50MHz用カウンターポイズを手摺に巻きつけ29-430MHz迄のSWRセッティングが1回で決まりました。
⑥中古同軸ケーブル M型コネクタのハンダ不良
ケーブル先端にダミーロード接続し、アナライザーで中古同軸ケーブル単体のSWR測定。M型コネクタ近接同軸ケーブルに振動加えるとSWR値が大きく変動(4以上!)
テスターで測定しても導通不良やショートは有りませんが、高周波電流的にNGなのでしょう。
くっついているように見えるのですが、M型コネクタアース側にハンダを追加盛しました。 ⇒ SWR1.2以下で安定。
(テスターでは発見出来なかったと思います。こんなケーブル使用してアンテナ調整したら悲惨でしょうね。勿論、アンテナは無罪です。)
TS770 動作品 送,受信調整
2014.05.08
中古無線機本舗さんよりTS770動作品購入。必要では無かったのですが、TS700Sユーザーとして興味が有り、使ってみたかったので。
状態:外観は綺麗で傷も僅か。 受信時Sメータ振れ微少。受信感度が十分か不安。
・AC100V電源コード無し。(平端子と不要ACコードを組み合わせ簡易電源コード自作)
・受信音質良好:カートラとはレベルが違い美しい音声(特にSSB)
・周波数変更用メインダイヤルがモードSW FM CHを選択すると20KHzステップでクリック感の有る手応えに変わり便利。
・1MHz範囲の周波数変更しか出来ないので145.00MHz→144.96MHzに周波数変更するにはバンド ダウンボタンを押す必要が有り不便。
・消費電力が多い(部品点数を考慮すると仕方ない?)
・電源内臓でDC電源不要なのは便利。
・ALCメーターさっぱり振れず。
2014.12.25 トーンユニット
気まぐれ天使さんのHP、TS770修理記録拝見中、同機のNB(ノイズブランカー) SW(スイッチ)がオプションのトーンユニットSWを兼用していると記載有りました。
当方所有機はNB SWにステッカーが貼ってあるのですが文字が消えて読めません。試しに430MHz FM、NB ON の状態で送信すると-5MHzの周波数で電波が出ます。オプションのトーンユニットが装着されている様です。ラッキー!(使い道?)
★ちょっと嬉しいクリスマスプレゼントでした。
<点検 調整>
●受信調整
・RF UNITの入力コイルL1,2 144MHzヘリカルコイル L40(3か所)
トリマーT10-14(SSB感度) IF UNIT L28-32,38,40(SSB感度) SSG無変調信号をANT端子に入力しながら微調整しました。
トリマーT10-14調整でS:4.5 ⇒ 8 に大きく改善
L38調整にて更に感度改善しました。
トリマーT10-14(SSB感度) IF UNIT L28-32,38,40(SSB感度) SSG信号を見ながら微調整しました。
・FM Sメーター調整を実施 IF UNIT VR8を調整 20dBμにてS=9
・SSB Sメーター調整を実施 RF UNIT VR6を調整 20dBμにてS=8(可変抵抗では、これ以上調整出来ませんでした)
・RF UNITの430MHz用受信コイル L30(2か所)ヘリカルコイルL33(4か所)調整⇒大差無し
・ついでにIF基盤の2SC460B角形トランジスタの足をルーペで見ましたが、なぜかみんな綺麗で黒くありません? 理由が不明。
●送信調整
調整前、FM出力は両バンド10W以上でOK。SSB,CW出力10W未満
・145MHz 出力調整
IF UNIT L16,17,20-24,26 RF UNIT TC7,T5-7,TC8-11,144FINAL TC1-4
ALC設定:RF UNIT TC12調整FM 13Wに設定(出力調整後FM MAX 17W)
・433MHz 出力調整
RF UNIT TC1-3,17,TC5,6,430FINAL TC1-5
ALC設定:RF UNIT TC13調整FM 12Wに設定(出力調整FM MAX 17W)
★英語版サービスマニュアル78ページ RF.U(X44-1270-00)基板図のTC12,TC13機能説明は間違っていると思います。(144と430が逆に記載)
P60,P64調整表のALC項目を参照し、各TC調整して下さい。
SSBはマイクゲイン最大でも5W程度(出力調整後MAX 8-10W)
●ALCメーター振れ微少:原因調査
ALC可変抵抗回してもALCメーター全く振れずNG
追加調査すると、438.00MHzあたりではUSB出力がピーク8W程度有り、ALCメーターもスケールの50%程度触れます。
ネット情報では「MIC VR UNIT VR1(SSB MIC GAIN)に接続された基板裏面の回路図には無い抵抗を除去すると良い」とのコメント有り。(基板裏を確認、抵抗無し)
・マニュアルにALC調整が上手く行かない場合、CAR UNIT 点検と記載有り。L6を少し回すとALCメーターが大きく振れるようになりました。RF UNIT VR3,VR4調整しALCメーター始点[0]と最大値[10]を設定しました。
・スケルチ動作ポイントが144と430で変わる感じ。
受信感度調整後はスケルチ動作ポイントが各バンドで安定し改善。10時あたりで効きます。
・本体金属カバー上、下の各内側や無線機内部基盤はタバコヤニで黄色く変色してました。
★動作品TS770も、無調整ではその性能を十分活かせません。
是非、点検調整をお勧めします。
770で徳島 剣山移動局と2m SSBで長距離交信出来ました(当方の固定はホイップアンテナ)。TR9000Gと受信感度は変わらない様ですが、770の方が聞きやすい音質、ノイズレベルです。これまでTR9000Gメインだった2m SSBの運用は770主体に変更します。⇒状態良好770延命化の為、TS780を主に使用中。
TM201-2、-3 & TM211 ジャンク扱い
2014.05.08
同じく中古無線機本舗さんで本体+電源コードのみの品を購入。
・TM201-2
外観はボロボロで主SWにクリック感無し(SW動作正常)
・A-UNIT ヘリカルコイルL3微調整し、受信感度若干向上
L1,2, L24, L4.6.7 調整:変化無し
VR1 Sメーター指示値調整 20dBμ=9(まだ振れ過ぎの感)
・送信出力12Wでしたが、B-UMIT VR5可変抵抗調整するとMAX13W出ます。12Wに設定しました。
2015.01.20
中古無線機本舗さんで美品本体+電源コード+純正スピーカ+取説(原本)+マイク付き品を購入。
・TM201(黒)-3
外観は綺麗(メインSW動作接触不良傾向。2015.12久々の通電で接触不良再現するがON-OFF動作で改善した。 取説落書きによると昭和61年9月購入品)
・145.20MHz A-UNIT ヘリカルコイル L3調整:変化無し
L1,2, L24, L4.6.7 調整:L24調整にてS1改善
・送信出力10.5Wでしたが、B-UMIT VR5可変抵抗調整するとMAX16W出ます。12Wに設定しました。
・メインスイッチ兼用ボリュームで音が絞れず消音不可。バックアップ電池 3.2V:OK
外観が綺麗なので固定にて使用したものと推測します。外観だけでなく中も程度良好。
・メインSW動作接触不良はCRC5-56噴霧で解決済
・純正スピーカは中々高音質です。
・TM211
外観は綺麗で固定運用と思われます(本体底面にゴム足4か所貼付されてます)
・ヘリカルコイルL3のみ微調整しましたが、受信感度向上無し
・送信出力10Wでしたが、B-UMIT VR2可変抵抗調整するとMAX14W出ます。12Wに設定しました。
・受信用基板A-UNITの電解コンデンサー C159 470μF 10Vが派手に液漏れした痕跡あります。必要により交換しますが暫定、このまま使用します。
TR7700 1台目 PLLロック外れ?⇒修理見合わせ (ジャンク 中古無線機本舗)/ 2台目 スケルチ回路のみ修理(ヤフオク)
TR7700ジャンク購入/一台目 (スイッチ類交換でOK?)
・点検すると電源スイッチ、ボリューム、スケルチはOKで送受不能でした。点検時、感違いされたのでしょうか? メーカー修理歴有り。(一部の2SC460交換済)
■状態からPLLのロック外れと推定
・出力不明の動作品TR7700を別途ヤフオク安価入手済。比較 すると
(IC間にジャンパー抵抗やダイオードがハンダ付されています)
同一機種ですがPLL内のFETが相違していたり改良が見受けられます
ジャンパーがハンダ付けされたICの足部、ハンダが吸い取られたまま未接続
・145.00MHz:PLL TP3 出力134.3MHz周波数がNG機は異常。他、出力の無いTP(テストピン)有り トリマー、コイル調整にてTP3回復せず。
・基板写真撮影後、IC間ジャンパー部品を暫定撤去&ICのピン再ハンダ ⇒ 送受NG変わらず
・正常機のPLL基板と入れ替えたジャンク機で動作確認 ⇒ 送受OK(10.5W)
正常機 出力8W程度のため、「ジャンク機+正常機PLL」で しばらく使用予定
■7700は小型機の為、本体の温度上昇が早いです。通気性の良い場所に設置し冷却への配慮が必要です。
・その他:CALL SW接触不良? 当初、145.00MHzに変わらず。今は正常
1ヶ月後、ジャンク機に通電すると
・7セグ表示が少し変。Call SW不良再現(暖機後作動する)
QSOすると変調も不良⇒ こんなもん?? 継続使用は難しそうです
・2014.03.22
TR7700ジャンク機不調の為、同機に装着していた正常PLL基板を取り出し、オク購入TR7700に戻しました。その後TR7500GR同様、ヘリカルコイルL3の受信感度改善調整を実施。SメーターがLEDなのでアナログメーターより微調整が難しいのですが145MHz中心にSメーター読み1.5程度改善しています。145.200MHz以上の帯域では感度改善が見られませんでした。
・2016.01.10
TR7700/二台目 のスケルチ効きがイマイチなので関連回路のトランジスタを交換。
◆ネットでマニュアルは入手出来ませんでしたが、過去の修理経験からスケルチ回路のトランジスタは、スケルチボリュームより上流側(回路図ではアンテナ端子に近い側)に有り、かつ455kHzフィルターより下流に居る事が分かっているので、取説のブロック図から関係するトランジスタを特定しました。 Q7~Q10の2SC460Bが対象と思われます。
・RX-TX UNIT(本体底面側アルミカバーを外すと基板が現れます)を本体より取り外す。
・Q7~Q10の2SC460Bを基板より取り外す。
・外したトランジスタの代替として安価で入手性の比較的良い2SC1815を取り付ける。
(トランジスタの向きが180°変わるので注意)
・交換したトランジスタ近隣のトリマーコイルを調整すべきですが、過去の経験から大きな受信感度の差が出にくいので暫定、このまま使用。
・外したトランジスタのリード腐食は外見上、有りませんでした。
念の為、hfeを測定 Q7:65 Q8:72 Q9:77 Q10:65
(これらTrは別の回路に再利用予定)
・スケルチ関連Tr交換前のボリューム位置は14時30分で動作不安定。
交換後11時30分で安定。 ついでに送信調整実施。 Max 11Wでした。
・その他 同基板のQ5も2SC460Bが使用されています。この部分は高周波回路なので同等品にしか交換出来ません。外したQ7~Q10のトランジスタで状態の良い物を、Q5の代わりに再利用されては如何でしょうか?
★閑話休題
学生時代に利用したハムショップを33年ぶりに訪問。経営者が 世代交代。
・修理について伺いましたが「古い無線機の修理は行わない」との事 理由
①部品がない
②動作保証出来ない ........でした。
TM401D-2 パワー切替スイッチ 他、接触不良 ⇒ 修理済 (現状品 中古無線機本舗)
2015.03.22 パワー切替スイッチ接触不良のTM401D購入。(必要性無し)
メーカー KENWOOD 430MHz FM 25W
型番 TM-401D 現状で
外観 並 付属品 純正マイク, ブラケット,スピーカーは社外品(磁石付)
本舗コメント:HI/LO切替スイッチ接触不良多くハイパワーふら付きます。現状渡し品
DCコード直結 説明書はありません
<動作確認>
・HI/LO切替スイッチ HI:5~15Wパワーふら付き有 NG。LO:5W OK
切替スイッチ接触不良なのでカバー開けスイッチにCRC5-56噴霧しON-OFF動作を数十回実施して解決。⇒ HI:30W HI連続送信1分程でフューズが飛びました。本機は最大約7A電流消費しますが装着されていたフューズ2個中1個は5Aでした。手持ち15Aフューズに交換。恐らくHI送信不調でLOW POWER 5W/5Aフューズでも使用出来たのでしょう。
サービスマニュアル確認しVR5制限抵抗解除するとHI:40Wも出ます。TC6調整するも出力変化無し ⇒ 25Wに設定。
・その後、正面パネルの全スイッチが接触不良である事に気づきました。TM201 401シリーズは通算5台目の購入ですが、ここ迄接触不良が酷い中古品は初めてです。パワースイッチ同様CRC5-56をスイッチに潤沢噴霧し数十回ON-OFF繰り返し復活。ついでにリセットSWも同様に処理。
・バックアップ電池は交換されていました。3.19V OK。
・メーカー修理歴4回 1987,88,90年~1998年
・ファイナル部の三菱パワーモジュール着脱又は交換跡有り。
・類似機と比較し受信感度同等でOK。念の為入力コイルL1 L2、ヘリカルコイルL3調整してみましたが感度向上無し。
以上、2時間程で修理出来ました。
2015.04.26
主にスキャン受信にて使用中ですが、周波数ズレが有る模様。
■余談ですが、TM201 TM401系を好んで購入する理由
・小型、中古品が安価、信頼性が高い(不調機でも部品交換不要/調整のみで使用出来る確率が高い)、スキャン機能が便利、周波数表示が液晶では無く故障し難い7SEG LEDである。消費電力が少ない。
・欠点:スピーカーが内蔵されていない。(100均SPでOK) 内蔵バックアップ電池劣化で使用不能、送信時の本体温度上昇が激しい。(ファン空冷で延命を)
TM401D-1電源入らず⇒修理済 (ジャンク 中古無線機本舗)
電源入らずのTM401などのジャンクセット購入 (スイッチの不良か?)
・今回は、まじめに電源コードのフューズ、ファイナル部基板の電圧、本体基板コネクタの電圧、スイッチの動作確認 ⇒ 総て13V,OK
■赤いリード線が「電源+」 メインスイッチを経ると「白/オレンジ」が電源+線です
・基板を取外し裏面を見るとパターンが焼損断線! ジャンパー線で修復
・なぜか基板端面に損傷が有りましたが、とりあえず整形のみで本体に戻しました。
・部品MB3712に少し焦げたような痕跡
・ちょっと緊張の通電確認、SSG20dBμ信号受信確認、Lowパワー送信 各OKです。(HI は電源容量不足で確認出来ませんでした。)
8Pコネクタマイクが無いので、通信確認は後日実施予定。 以上、3時間要しましたが、修理出来ました(嬉!)
・2013.06
外部SPとマイク変換コネクタ自作し、本格的に430運用開始
HIで20W以上安定して出ます。スケルチボリューム若干接触不良。他、異常無し
小型機で定格25Wの為、本体の温度上昇が激しい。強制空冷で使用中
(それでも熱くなる........)
・週末中心に1ヶ月ほど使用していますが、問題ありません。
・スケルチボリュームですが、動作点が変動します。通電から1時間程で安定する様です。安定後、再設定すれば微弱信号の無線局も受信出来ました。恐らく関連回路、高周波トランジスタの劣化でしょうが、実用上問題無し。
◆100円ショップで外部スピーカを購入しましたが.......FMはこれで十分です。
(オールモード機のSSBには不向きです)
●2014.02.19
TM201と、一緒に購入した東野電気 144MHz リニアアンプ VL-35Wの動作確認
本舗コメントでは
受信S:RX ON=OK、OFFで非接続時より感度ダウン
送信:(入力?Wで)出力35Wとの事
Type: タイプ |
Amateur VHF all-mode linear amplifier VHFオールモードリニア·アンプ |
Frequency range: 周波数範囲 | 144-146MHz |
Voltage: 電圧 | 13.8 VDC |
Current drain:消費電流 | Max 5 A |
Drive power: 最大入力 | 0.1-6 W |
Maximum output power: 最大出力 | 35 W |
Dimensions (W*H*D): 外形寸法 | 115*40*154 mm |
Weight: 重さ | 0.9 Kg |
Manufactured: メーカー | 東野電気 |
Other: その他 |
Built-in 18 dB GaAs-FET preamp内蔵 18デシベルGaAs FETプリアンプ |
(定格が判明したので記載します)
・TR9000 LOW Power をFM5Wに調整+ダミーロード接続し送信=30W
・受信 SSG:145MHz 10dBμ RX ON=S:10、OFFで3 アンプ非接続でS=5と2目盛りダウンですが、安価だったのでOKかと思います
東野電気 他機種アンプの回路図を見ると信号はリレーを介してスルー構造です。よって受信リレーが若干接触不良傾向と推定。
・SSB動作 OK(FT290 3W にて確認)
・VL-35Wプリアンプ+TR9000G SSB受信=メーターの振れが増えるだけの感
・VL-35Wプリアンプ+TS700S SSB受信=メーター振れ増&メリット4 → 5 明らかに違いが感じられます。
●TOKYO HY-POWER
HL-60V
中古無線機本舗にてHL-60V(144MHz,入力~15W,受信アンプ無し)追加購入
使用してみると出力は50Wが上限。内部調整で、もう少し出力増が見込めるのか...回路図をModsホームページより入手し検討中。
・古い10W無線機は出力が十分出ない事が多いので、その不足分補填を考えています。
TM-201-1 ジャンク 調整⇒のはずが修理!=完了(中古無線機本舗)
★TM201取説見ると、このリグは「バックアップ電池が寿命迎えると周波数安定度等が低下し、使用できない」と記載されています。 >電池交換してください<
2015.03.01
受信待機中、気がついたら送受不能。リセットするも数分後、送受不能再現。本体内部総てのコネクタ抜き差しして解決。
★本体底面に押しボタン式リセットSWが有りますが、MRボタン押しながら、主電源SW回しONしても「リセット」出来るそうです。
2015.01.25
CR2032バックアップ電池を交換。既設電池撤去し、代替電池に既設電池の端子をハンダ付(この方法は電池メーカー禁止事項で、お勧め出来ません。電池ケースなどを設置して下さい。 この電池は1年持たず電池寿命で交換した)
基板に(-)マークが記載されているのでハンダ付け後、端子電圧をテスターで確認すると2.94V:OK (交換前の旧電池 約0.3V:NG)
交換後、メインSW入れると [5.00 ]と表示され正常に起動。リセットボタン操作は不要でしたが念の為、通電状態で1度リセット。⇒ 正常に送受信可能。
よって本機は故障ではなく、本舗指摘のバックアップ電池不良による誤動作でした。
2014.02.19
外観傷だらけTM201を8Pマイク&ブラケット欲しさに安価購入。
(電源コード付)
本舗コメントでは受信S:2目盛りダウン 送信10W,バックアップ電池NG。
英語版サービスマニュアルを参考に調整
・受信状態確認
アンリツSSG 15dBμにて144.7-145.8MHzあたり、調整前Sメーターは概ね 5 位を表示。
・受信用コイルL1,L2微調整→変化無し。
・ヘリカルコイルL3 3箇所をセラミックドライバーで微調整
Sメーター指示値:5→7になりました。(それ以上は無理な感じ)
※受信改造が行われているのか140-149.99MHzが受信出来そうです
(送信可能周波数は144-146MHz)
・送信状態点検
ダミーロード接続し、パワーメーターで出力確認すると、ぴったり10W
TC5調整(DRIVE 出力変動有り、出力増加無し)
TC6調整(DRIVE 変化無し)
VR4 調整 (プロテクション:出力増加無し)
VR5 調整(Hi POWER調整:出力13Wに増加) 12Wに設定済み
マイク、変調OK.状態は良さそうです
<いきなり動作不能>
★翌朝の受信も問題なし.......しかし、夕方、電源ONで周波数表示無し。送受信不能。無線機に電圧が正しく印加されていない感じ。
使い込まれた無線機を買わない様」に推奨する理由を改めて証明してしまいました。
・通電状態にて本体底面カバーを外し歯ブラシの柄でリセットスイッチを叩くも電源断状態で変化無し。リセットスイッチを指で数十回ON-OFFすると復旧しました。送信もOK。以降、動作不良無し。
念のため、スイッチ操作用穴の辺りをカバー内側より指で押し、少し湾曲させました。外側からカバー底面を押された場合のスイッチ誤動作防止です。
暫くこの状態で使用します。 (QSO 1H OK)
・2014.04.19
FMメイン機として使用中。スキャン周波数にSSB周波数帯を設定し、もがモガ聞こえたらTR9000Gで運用局を確認。閑散とした2m SSB 周波数帯での効率運用に大変役立ちます。
・2014.05.11
毎日リセットしないと電源が入らなくなりました。ネット調査すると、リセット用針金で、簡単にリセット出来るよう工夫し使用されている方も居る様です。真似しようかな?
・リセットしても直ぐに送受信不能になります。リセットSWの接触不良か電源は入っても送受信不能の場合も。再度、底面カバーを外してリセットSWを50回ほど指で入切りし動作可能に。接点洗浄剤スイッチ内部に噴射でスイッチは(笑)復活。
TR7500GR 受信不良⇒修理済 (ジャンク扱い品 中古無線機本舗)
受信NG品を安価購入。
2SC460(B)交換で簡単に終わる見込み............終わりません
Tr交換後、送信不能になりました スピーカ出力も無し
SQが効くようになり、受信感度もSSGにて確認すると十分
30dBμにて S=2/ 修理前 ⇒ フルスケール 10 / 修理後
類似機種含め、Sマニュアル探索中
・PLLロック外れでしょうか? 勉強してから調整します。
★部品交換前に各TPの動作状況を確認しときましょう
外した2SC460の不良率は約60%でした トランジスタQのポジションとhfeは
Q3:3,Q6:2、Q7:44、Q8:7、Q9:44、Q10:4、Q17:13、Q18:3、Q5:46 PLLのQ1:84でした。
※新品hfe80(最小値)の半分を動作限界点と仮定
・DRIVE 2SC2538の足も真っ黒に腐食(代替品2SC2407)
取外した2SC2538のhfeは39でした。
>2013.08<
2SC2538→2SC2407に交換しました。このトランジスタは足の位置が一般的な2SCトランジスタと違いました。交換直後、送信不能になりましたので改めてデータシートを確認し、判明!。(ご覧の皆さんは交換前に確認しましょうね)
<結果>
送信出力が15%増えました。(細かい調整を行いましたが大差なし)
PLL基板の2SC458(外形が半月状)は動作電圧0.7VでOK→未交換
★RX TXユニット再確認
・TP3に出力無し ⇒ Q17:エミッタ/コレクタ 誤接続,Q18:OK
Q17を取り外しhfe測定90以上OK→正常位置に再ハンダしQ17動作電圧確認→エミッタ/ベース間動作電圧0.7V:OK →送信時TP3より発振有り10.7MHz L19,L20オシロにて(サイン波)出力調整可能→Q17,Q18=OKと判断
お粗末。しかし動作不良改善無し
その他点検
・TP1出力無し TP2:134.300MHz TP4:出力無し(Q22 E-B:0.7V OK) TP5、Q19,Q20,R77:送受にて電圧変化有り
・PLLユニット測定(RX,TX Q17手直し前の状態)
TP1:44.100MHz TP2:134.300MHz TP3:2.000MHz TP4:10.230MHz TP5:10.240MHz Q1:2SC460 hfe計測→84:OK 再取付済み
・ファイナル部の可変抵抗 各機能
Lowパワー調整 → VR1(1.5Wに調整)
Hiパワー調整 → VR4(8.5WがMax)
RFメータ調整 → VR3(7に調整)
送信周波数ズレ確認 145.00 → 145.001MHz OK
●動作不良の原因
・スピーカー用2PコネクタとPLLからの2PコネクタLTの差し間違いでした!
・リグ出力は調整後で8.5Wでした
・SSGにて受信感度調整を実施 RX,TX基板の受信関連トリマーを微調整しSメータの振れが若干上昇。 QSOにて動作確認OKでした。
スケルチが閉じた状態で僅かな雑音有り。
JH0IAAさんのHPで紹介されているハイブリッドモジュール(ムラタAFH24F)の故障かも? 支障無いので、このまま使用します。
■2SC2407の交換にて暫定修理完了とします。
・2014.03.22
菊水のSSGを使用し、ヘリカルコイルL3の調整を行いました
144.80-145.00-145.20あたりの受信感度はSメーターで[ 2 ]改善しました。
FT290 / 幸せの?黄色いケミコン仕様(液漏れ対策品)購入 (中古無線機本舗)
中古無線機本舗さんでFT290購入 SSB送受信可能でハンディ(ショルダー?)が理由です
・<電源スイッチ接触不良有り>との事。接点復活剤で問題なく作動中
2015.12久々の通電で接触不良再現するも、繰り返しON-OFF可能に復旧。
・単二乾電池又はニッカド電池(本機+ACアダプタで充電可)が使え9.6Vで動作する所も魅力。
・Sメーターが十分振れないのでSSGで点検 15dBμにてS=9の筈が5でした
・気まぐれ天使さんのブログ参照し、受信感度向上改造を実施 ⇒ 受信用FETと周囲のトリマーをメッキ線にてハンダ接続し受信感度が数dB上がりました。
・作業中にスピーカー断線しちゃいました!ご注意を
・DCコネクタの+,ー極性が最近の電気製品と逆で困ります。
不要DCケーブルのシガープラグ内配線極性を入れ替えFT290専用に改造して使用中
●アンテナを接続、Sメーターも快調に動きます。
遠方局のCQが聞こえますので、受信感度はOKと判断しました。
これら局長さんのCQは当方にとって重要なSSGです。感謝!
・マンション11Fより山向こうのロールコール局を呼びましたが反応無し!2F+5/8λホイップ+10Wより11F+1/4λロッドANT+3Wの方が有利かと思いましたが...........そうでも無く。やはりANTのゲインか指向性が必要でしょうか?
・2014.07
FT290単体では使いにくいので東京ハイパワー 144MHz30Wアンプ
HL-37Vと組み合わせてみます。
TRIO TR9000 1.SSB送信不能修理済み 2.調整不良修理済み( ヤフオク) 3.TR9000G 1台目, 2台目 (中古無線機本舗)
<1台目>
TRIO TR9000中古 SSB送信不能品をヤフオクにて落札。マイク付きで3000円程。
早速、使用してみましたが使い易い! TS700Sでは145MHzと144MHzでバンドSW切替&VFOで目的の周波数迄到着するのに時間が掛かりますが、TR9000ならマイクでも周波数が変えられます。
・シリアルNO:0080◆▲●(初期型?)
①喜んでいたのも束の間、翌日の午後には受信感度が大幅に低下。
2SC460(B)が、お疲れでしょうか??
● 点検すると、ファイナルユニットに接触不良有り
SメータによるSSG信号の受信感度差 (145MHz 30dBμ)
正常:10フルスケール 異常:3
基板取り外しを行っていないので、場所の特定には至らず。
FINAL UNITを叩くと接触不良発生し出力が全く出ない
(出力0でもRFメーターは元気に振れる)
⇒送受信共通部位かも?
●FINAL UNIT点検の為、分解作業中に原因を発見!
M-Jコネクタ芯にハンダ付けされたコイルとアース側にハンダ付けされたコンデンサの足が接触しショート状態でした。おそらく微少隙間の状態で私がコイルに触れ、駄目押し不良に至ったかと思います。部品触る際は、ご注意下さい
★送受信共に安定動作します (コイル赤丸部、写真は改善後)
②1時間程のQSO中に送信出力変動発生。6W⇒9Wに一瞬上昇したり、又6Wに落ちたり。RFメーターが変動する。
・出力変動 >原因判明<
ALC調整用可変抵抗VR5の接触不良でした。VR5は何回か触っているのですが、出力変動の原因とは思いませんでした
VR5調整で出力9W⇒13W迄増加。12Wに設定。(その後、出力変動無し)
Low Power調整用VR4も接触不良有り。2Wに設定
・つい、TX UNITの2SC460(B)を疑い、Q3,Q4外してhfe測定→2個共75程度でした。そのまま元の場所に戻しました(資源の有効利用)
・スペアナにてスプリアス確認 3次高調波 -60dB OKかと
・スケルチの効きが悪い場合はQ14~Q17 2SC460(B)を交換して下さい
hfe40以上有ればノブ方向12時位の効果が有ります(Q16:中古2SC460に交換し
効果確認済み。ノブのスケルチ有効位置:交換前 15時⇒交換後 12時)
2016.01.24追記 Q14~Q17は、2SC1815でも可。
③SSB送信不能 >修理済み<
英語版サービスマニュアルのレベルダイアグラムを参照しましたが、原因は赤丸のSSBマイクアンプ~フィルター間に有る?(⇒外れ)
・ファンクションジェネレータが無いのでUSBモードでマイクに息を吹きかけながらPTTボタンを押し、オシロスコープ波形の変化を確認
・Q39,VR6は息を吹きかけると信号が増大します
・XF2フィルター出力SO(たぶんSSB OUTの略)は一瞬、波形変化しますが出力無し。
L25より先に出力無し XF2(SSB受信OK⇒XF2が原因では無い)
★TR9000動作品と比較しSSB送信不能の原因は?。
リレー OMRON G2E 9V(電圧は英語版マニュアル記載値を引用)が不動!(写真左隅の透明カバー付箱)
・Y14H-1C-9DSあたりが代替品でしょうか?(2014.02秋月電子扱い有)
(結局、交換リレーにG5V-1を使用してみた)
2014.02.17 G2E 9V リレー動作確認
SSB 受信状態 リレー底面6ピンの中央2ピンがリレー駆動電圧の掛かる場所。
電圧測定すると 良機 故障機 共に0V(道通状態) マイクのPTTスイッチ「入り」で良機7.93V 故障機0V よって 故障機はリレーの制御電圧がPTT ONで加わらないトラブル。リレーは正常又は接点溶着故障?(OK)
・リレー近くのコネクタに挿入された「白/黒筋」リード線はリレー信号線SCT。辿ると、同一基板の正面側コネクタSCTに接続されてます。この線に繋がるトランジスタQ33の動作電圧を確認(マニュアルではベース電圧0.65V:ON)
・電圧測定すると 良機 故障機 共に0.65V&コレクタ0.1V(=OK 。マニュアルの回路図記載値)
マイクのPTTスイッチ[入り]で良機0V 故障機0.65V。 よってどちらもQ33は働いているが故障機はリレーが動作しないのでQ33をOFFに出来ないと推測(14.02.19)
2014.02.18
・困った時のサービスマニュアル、ブロックダイアグラム図確認
RX UNIT リレー1を駆動するのは TX UNIT AVR(オートマチックボルテージレギュレータ?)でしょうか? (⇒送信時、回路図8TSから加わる9Vでした)
マニュアルの調整リスト初項にはこれら端子の電圧を確認する欄が有ります。測定すると各端子電圧は正常でした。
2014.02.19
MODE SW:良機USB にてQ36 SW Tr ベース電圧 RX(受信)=0V ,TX(送信)=0.7Vで正常 故障機TX=0Vで変化無し。
●PTTマイクからの信号STがQ3のべースに繋がっています。
Q3の動作電圧比較
・コレクタ電圧⇒両機同じ変化(TX 1.6V RX 0.07V)
・ベース電圧
良機 TX & RX 0.7V
故障機 TX 0.2V RX 0.7Vと相違
2014.02.23
Q3 (ST SW)かリレーどちらかが故障か?⇒外れ Q3関係無し。共にOK。
<備考 ST=STAND BY⇒マイクコネクタのスタンバイ端子 RX:8V TX:0Vでした。この端子とQ3(旧2SC1815Y hfe=154/OK)のベースが接続されています。 一応、新品hfe 215に交換>
・G2Eリレーが基板に固定された状態で動作電圧8Vをリレーのピン2-9に印加。最初は反応しませんでしたが数回繰り返すとコイルがカチカチ動作するようになりました。
リレーでは無さそうですが昨日購入したG5V-1と交換(外形が小さく、ピンをクランク状に曲げて基板にハンダ付け)⇒ 交換後もSSB NG(リレー不動)
(G5V 9V:大阪日本橋 マルツパーツで入手:G2Eと互換性が有るか不明。G5Vは端子の電流容量がG2Eの1/2です。使用前に自身で使用可否判断して下さい/但し、9Vリレーは中々売ってません!)
●リレーに電圧が掛かっていない感じ。
・良機と故障機 RX UNIT基板を各入れ替えて動作確認。⇒
良機と故障基板:NG / 故障機とOK基板:SSB=OK
RX UNIT 基板内に問題有り。
2014.02.24
<修理完了報告と反省>
{ダイオードD40}がハンダ不良でした。(2015.03.01訂正)
・USB送信時、モードスイッチ3:9Tより端子STB(STANDING BY)に導通→リード線8TSを経由しD40に8Vが加わる。D40より先は電圧8Vが加わっていない=故障
・暫定修理内容
部品D40が無いので、近接するコネクタCTB(CW TX B?? CW送信時にこの端子よりD41に8Vが印加される)の端子ピンを抜き8TS端子(8V TX SSB ?)ピンと入れ替えてD40の代わりにD41を使用。D41を経由し、リレーや、関連回路に通電する事にしました。
(この状態ではCWが送信出来ませんがOKとします。)
・ダイオードハンダ不良手直しに合わせ、コネクタ端子を元に戻した。⇒ CW送信OK
<修理のポイント>
・送信時、SSB関連回路に、どこから動作電圧が掛かるのか?
サービスマニュアル調整一覧表、最初の項目に各端子の電圧を確認する欄が有ります。
・送信時、リレーに必要な8~9Vの電圧が9T端子(9V TX の略?送信時のみ9Vが出ます)から供給されているのではないかと想定できれば、その電圧が、どこを経由し目的の回路に供給されているかを考えれば良い事になります。
よって、回路図で9Tの接続先を探し、モードスイッチ経由でリレーに接続されている事に気が付きました。
・後は、8Vが到達していない場所をテスターで探すだけです。
・反省点
1、ダウンロードした英語版マニュアルの回路図では送信時の部品端子電圧は括弧付きで記載されています。 例:(3V)
よって、リレーからの回路導通先で、電圧値が異常な場所を探すのが正しく早道と考えます。
2、リレーの動作電圧は(隣接するダイオードD1も)8TSよりD40経由で供給されています。よって、リレーが不動の場合は先にTX UNIT 9T端子やコネクタSCTの端子電圧が”送信時”、各、9V,8V有るか確認して下さい。
今回は、基板にリレーG2Eが取り付けられた状態で、G2E駆動端子に電圧8Vを印加し動作OKだったので、先にリレー駆動電圧出所と供給先の故障を探すべきでした。
<備考>D1はショットキーダイオード
ネット情報では、これがもしNGの場合「リレーONはできるのですがOFFできません。」との事 (02.19 ダイオード正常と思われる)
・翌日、ローカル局と1.5H程QSOし、SSB正常動作を確認しました。
変調が歪んでいるようなので、TX UNIT マイクゲインVR1を左回転し、RFメーターの振れが少し控えめになる様、調整済み (変調不良改善無し)
2015.03.01 ダイオードD40点検、CW送信不能解消
ダイオードD40を基板から取外し抵抗値を新品ダイオードと比較したら大差無し。試しに古いD40を基板に再ハンダするとCW送信OK.原因はダイオード不良では無く、ハンダ不良でした。
・信号発生ソフトWaveGeneを使用しキャリアポイント調整。
設定は1波目400Hz、2波目2500Hz 出力-30dB~-10dB
(マニュアル指示値は マイク端子の低周波入力値1.5KHz 1.5mV)
備考:試しにPC付属スピーカー(PC音量設定=中位)で音を聞くと
-30dB:かすかに聞こえる
-20dB:聞こえる
-10dB:良く聞こえる
PCイヤホン端子にケーブル接続し、その先はワニ口クリップでマイクコネクタ6PのMIC GND各ピンに接続。STBYピンと周囲6Pコネクタネジ部分を金属で導通すると無線機が送信に切り替る。2台のTR9000を、USB送信で比較すると
・SSB正常機の出力は
-30dB:1W -20dB:4W -10dB:10W
・SSB修理機の出力は
-30dB:5W -20dB:10W -10dB:最大出力
キャリアユニットの USB用TC1を調整し、出力5Wに設定。
(マニュアルのキャリアポイント調整方法は400Hz 又は2600HzのAF信号をマイク端子から入力し、双方を同一出力にTC1で調整する)
暫定策として送信音を他機でモニターし違和感無い様に設定(TC1=結局、調整前の位置と、ほぼ同じ)
・TC1調整だけでは修理機USB出力を正常機同等に設定出来ませんでした。
2016.02.20
・信号発生ソフトWaveGeneを使用し USB キャリアポイント再確認。
設定出力-15dB 144.345MHz サイン波 ダミーロードDL30A使用
・比較の為測定したSSB正常機の出力は
400Hz~2500Hz:10W 3000Hz:0W 300Hz:8W 250Hz:1W OK
・本機のSSB出力は
400Hz:0.2W 500Hz:4.8W 630Hz:8.2W 800Hz:3W 1000Hz:0.2W 1250Hz:0.7W 1600Hz:0.1W 2000Hz以上:0W
500Hz前後の出力はOKと思いますが、800~2500Hz辺りがNG。
CAR UNIT TC1調整するも、1600Hz:0⇒1Wに調整するのが精一杯。しかし、この状態では800Hz時の出力が出ずNG。
■これまでの測定結果を纏めると、変調歪の推定原因は
・RX UNITに有る。
・SSB XF2(フルター)は送受共用だが受信は正常なので原因より除外。
・CAR UNIT TC1はTPで測定した結果より、規定値に周波数設定が可能。
以上の結果から、低周波増幅部~リング変調回路に原因が有ると推測⇒2016.02.21に続く
2015.01.31
RX UNIT / IF AMP Q14~Q17 2SC460Bの代替Trとして2SC1815が使用可能か確認
サービスマニュアル参照し送受信調整実施:OK Q17トランジスタ向きに注意!
・外したTrのhfeは Q14:62 Q15:65 Q17:53 ⇒ このレベルでスケルチ問題無く使えてました。 (Q16は以前hfe40以上の中古2SC460Bに交換したもの→今回hfe未測定)
2015.02.14(部品交換、送受調整=計3時間)
この無線機に使用される総ての旧2SC460Bを基板から取外し電流増幅率hfeを確認。
RX UNIT Q4:hfe83 Q5:9 NG⇒中古Tr 71に交換 Q8:66 Q9:74 Q30 :4 NG⇒中古Tr 60に交換 Q40:76 CAR UNIT Q1:19NG⇒中古Tr 69に交換 Q2:19⇒中古Tr 63に交換
PLL UNIT Q10:83 Q11:56 Q12:70
Tr不良率は約40%でした。 使い込まれた初期型TR9000はTr交換が必要です。
Tr交換後、マニュアル参照し送受信調整を実施。送受信良好。FMでMAX 15W出ます(13Wに設定) <備考>中古Tr 2SC460BはTS700S等、他機より外したもので、hfeが40以上のものを再使用。(新品はhfe80前後)
・気休めですがTrリードの黒錆は基板取付前に紙ヤスリで磨いて落としました。
SSBの変調がイマイチなのですが通信は可能。暫定修理済。
2015.03.06
RFプローブ自作したので、各部のRF電圧測定:調整OK
2015.12.16
久々にSSB送信するとパワー計振れず出力不足。CWは5W強。
SSBマイクゲイン可変抵抗VR1調整で解決。
2016.01.16~27 SSB送信変調の、こもり音:修理中
・RX UNIT関連のTr、FET動作電圧をマニュアル見ながら確認
:OK(RX Q4,5,7,8,39/交換,40 TX Q5,6,7,8)
※英語版サービスマニュアルQ39電圧表示は()付ですが、受信状態での動作電圧が記載されている模様。他Tr()内の値は送信状態の電圧値。
RX UNITのみを、正常なTR9000に装着してQSOした⇒NG、原因はRX UNIT?
・基板実装状態でダイオード特性をテスター(ピー音:導通確認モード)で測定。1N60 D43~46の測定値はTR9000 NG機、良機とも変わらず。:OK?
(備考:4個有るダイオードのバランスが狂うと変調波形が乱れるらしい。)
・CAR UNITのTPを周波数カウンターで測定しTC1(USB)周波数調整済:10.6935MHz/USB受信時、と 10.6943MHz/CW送信時
(ついでにテスターでCAR UNIT Q1 Q2の動作電圧測定:OK)
10.6935MHzについては変調の掛かり具合確認時、適当に回したので1KHz以上ずれていた。調整後、本機USBより送信したラジオ音声を隣室のTS780で受信すると綺麗な復調音が聞こえた。(ローカル局の変調レポートは歪有、正常を100とするなら70点)
調整後、SSB出力も最大10W強出ます。マイクゲインVR1調整し,若干出力を抑えました。
2016.02.21
・信号発生ソフトWaveGeneを使用し RX- UNIT、 低周波増幅(AF)回路の動作確認。設定出力-15dB 144.345MHz サイン波 ダミーロードDL-30A使用
・AF回路が正常か、デジタルオシロスコープでQ38 コレクタ電圧を測定。WaveGene波形とAF増幅回路の波形が類似かつWaveGene設定変更に無線機測定値が同調しているので、AF回路は正常と判断。 (AF回路の動作確認は受信状態で可能)
平衡変調回路出口の出力波形計るも測定不可。⇒ サービスマニュアル 回路図を見ると平衡変調回路出口は0Vでグランドとの電位差が無く、デジタルオシロスコープでは波形が測定出来ない模様。
・万策尽きたので、主原因と推測する平衡変調回路のダイオード4個を基板より取り外し、各抵抗値をテスターで測定。
D46:308Ω D44:302 D45:321 D43:301 D45を見れば分かる様に各抵抗値のバランスが崩れています。先日購入した新品1N60x4個と交換。(各ダイオードの抵抗値を測定し245~248Ω内に揃えた)⇒ CAR UNIT TC1 キャリアポイント再調整。
再度、音声信号をマイク端子より入力しUSBにて無線機出力を測定すると、
400Hz:0.05W 500Hz:0.3W 630Hz:5.0W 800Hz:11.0W 1000Hz:6.5W 1250Hz:7.5W 1600Hz:7.5W 2000Hz:0.8W 2500Hz:0.4W 3150Hz:0.1W
完全では有りませんが1000~1600Hz中心に、出力の偏りは、かなり改善しました。
この状態の変調レポートは、後日記載します。
<備考>
・TR9000 2SK61の代替に2SK192Aを用いた修理事例がネットにUPされていました。
・SSBの受信感度調整&Sメータ調整実施
<2台目>ジャンクTR9000追加購入
・送信周波数大幅ズレと言う説明のみTR9000を、まあまあ安価落札
(ジャンク品ですが、状態がオク説明と大きく異なる!)
・シリアルNO:1061◆▲● Trが旧品では無いので中古購入時は、このNo以降の品を推奨 (後期型? KENWOODにて修理歴:1994.9.05)
>届いて確認すると<
・受信も3.5MHzズレ(PLLユニット ネジ開封跡有り)
・送信出力 最大で1W程度
・MC40Sマイク使用不能(変調が加わらない)
・振るとカラカラ音 → 中から基板固定用ネジが出てきた
★調整に失敗し、オクに出てきた感有り
とりあえずサービスマニュアル見ながらPLL周波数調整(VR1,VR2)
コイルL8〜L11、トリマー、ALC可変抵抗調整し、出力最大13Wに
FMにて交信可能な状態に復旧しました............ (USB交信もOK)
・基板に四角い旧型2SC460B無し (基板の状態から新品時より新2SC460と思われる)
・現用中ですが 送信開始時、出力変動します。数回PTT押し離しすると改善。⇒ MC-40SマイクPTTスイッチ不良
2015.03.06
RFプローブ自作したので、各部のRF電圧測定:調整済OK(PLL:TP電圧ズレ大)
<その他>
安定化電源の電圧を12V〜15Vに可変しTR9000出力変化を確認しました。
約10W〜約15Wと変動幅大です。安定化電源の電圧設定にご注意を!
3-1.2014.3.31 TR9000G 1台目 動作品購入 (中古無線機本舗)
メーカー TRIO 分類 144MHzオールモード10W 外観 並
付属品 取扱説明書, DCコード, ブラケット
送受可ですが年代物・現状で。 マイク無しですがKENWOODの8ピンマイクが使える変換コード付き。説明書はコピーです
TR9000G点検 (英語版サービスマニュアルTR9130を参照)
説明書コピーに回路図無し 受信改造有り 送信改造無し 外観傷多し 裏面パネルのネジ綺麗(交換?)
主SWガタ有り。メモリースキャン付き SSBにもスケルチが効く点が便利
・受信感度調整 RX UNIT
ヘリカルコイルL3調整 SSG 10dBμ
結果:144.200のみ S:1改善
<備考>3箇所のコイル、ネジ位置は調整前と変わらずですが、部分的にSメーター指示値が改善しました。接触不良が改善したかも知れません。
調整前S値 調整後S値
144.20(USB) 7.4 8.5
145.00(FM) 9 9
145.20(FM) 9 9
Sメーター規定値信号入力時のメーター指示値確認(校正)
FM 30dBμ ⇒ S=10
SSB 20dBμ ⇒ S=10 各OK(調整せず)
追加調整: RX UNIT L5,L7コイル調整にて受信S1改善
・送信調整 TX UNIT 145.00MHz 調整前: FM10W (SX-200+ダミーロード)
ALC VR4調整 10W⇒15W
DRIVE TC3調整 15W⇒15.5W 最終的にALC VR4調整にて13Wに設定
・LOW PWR調整
VR3調整 1W⇒3W
ローカル局(隣接県)のFM通信、受信状況確認。(USB交信:OK)
現在所有するTM201やTR9000と比較しFM Sメーターの値が若干低い。
又は話の内容が聞き取り難いか聞こえない。ノイズの影響?
3-2.2015.1.21 TR9000G 2台目 ジャンク扱い購入 (中古無線機本舗)
TR9000G点検 (英語版サービスマニュアルTR9130を参照)
説明書:コピー 受信改造有り 送信改造無し 天面カバー傷多し 正面パネル綺麗
8Pマイクコネクタ ソケット:上下反転
調整前S値 調整後S値
145.20(FM) 7 8
追加調整:RX UNIT L2 L5,L7 L14 L18、(L17コイルはSメータ調整用:触らない事)
・送信調整
TX UNIT 145.20MHz 調整前: FM10~11W (SX-200+ダミーロード)
ALC VR4調整 10W⇒変化無し
マニュアル記載のコイル,TC調整
DRIVE UNIT L6,L11~L14 TC2,TC3,⇒11.5W
HI-LOW切替 LOW調整用可変抵抗回すと13.5W出る。しかしHIは11.5Wのまま。
FINAL UNIT VR2 プロテクション可変抵抗回すと13W出る。
よってプロテクション可変抵抗再調整で最大出力13.5W OK
最終的にALC VR4調整にて12.5Wに設定
・LOW PWR調整
VR3調整 1W⇒2Wに設定
・ケーブル直付け補修部は同軸ケーブル引っ張られると取れそうなので放熱フィンに穴開け、インシュロック帯で固定
・Sメータ内部照明を、スタンレー14V麦球に交換:OK
正面パネル外す際、RF GAINつまみ1.5サイズ 6角レンチを舐めて回せず。工具買いに走りました⇒302円。
メインスイッチノブ周囲のアルミリングはネジになっているので回すと外れます。
TR9000は6V電球が必要でしたが、テスターで電球印加電圧を測定すると本機は14Vでした。 Sメーターのケースは透明テープ2箇所を剥がすと分解可能
再組立後、SSBでSメーターが振切れ受信不能!⇒焦りましたが、RF GAINつまみの設定ミスでした。(相変わらずお粗末!)
SSG使用し、マニュアル指示値に、SSB とFM 各Sメーター設定を実施。
・2016.01.11
久しぶりに通電すると送受不能。送信時、RFメーターは動きます。取説ブロック図を見るとRFメーター出力取り出し部の後はMコネクタ(ソケット)しか有りません。となると原因はMコネクタの代わりに半田付けされた同軸ケーブルの断線しか思い付きません。(この部分は、中古無線機本舗さんが修理したそうです......)
・無線機を分解して同軸ケーブル接続部を見ると、半田が取れてました。無線機側コイル先端の銅線を同軸ケーブル芯線に巻き付けてから半田付け修理しました。
ついでに無線機側同軸ケーブル自体が動かぬ様、無線機バンド固定を1か所から2か所に増やし同軸ケーブルが極力動かぬ様、改修しました。(写真はインシュロックタイ1本固定のままですが、追加穴開けしました)⇒送受OK。修理完了
■2014.02 TR9000 劣化した旧2SC460が受信感度に及ぼす影響についての考察
①暫定OKのTR9000(改良型2SC460が使用されている)
②SSBがNGだったTR9000(角型 旧2SC460は、未交換状態)
2台のFM受信感度を比較しました。改良型2SC460の効果は?
★結果:旧2SC460未交換機はトランジスタ劣化などによる同調ズレが予想されるので、感度調整を実施する価値が有ると思われる。
※受信バンド内でのバランスを崩す恐れがあり、調整は少量かつ慎重に!
(調整前のネジ位置をマジックなどで周辺に記録しておく。)
・①と②で近隣アマチュア局の信号強度を比較するとSメーター2目盛の差
(②アンリツSSGで2目盛の差は約1.5μVでした。)
・②SSB NG機のRX基板L1,L2コイルを調整してみましたが感度向上無し
・②144~146MHzの範囲 SSG信号3μV(SSB NG機 S=3を表示)にてSメーター表示値差は、ほとんど有りませんでした。
・①2SC460交換済機も交換後約20年が経過しており単純比較は出来ませんが、この差は致命傷とまでは言えないかと思います。
★上記2台のFM受信感度をTM201と聞き比べ比較しましたがTM201の方が若干優れているようです。部品の劣化が少ない?
・144.20-145.00-145.40 にてSSG信号を受信比較しながら➁SSB修理済機のヘリカルコイルL3を調整し、Sメーターで約2感度向上。
TM201を若干越えるレベルに有ると思います。
ついでに、Sメーターの0点&S9感度調整をSSBとFMにて各実施済み。
・①改良型2SC460使用機でL3に同様の受信調整を実施しましたが、大差無し。
<その他>
以前修理したTR7500GRでは角形2SC460全交換で受信感度が大きく改善しました。
よって無線機のメーカー生産時期、個体差などを別途考慮する必要が有ります。
妻のHAM4級免許取得に触発され、32年ぶりの無線局再始動
・災害時の通信体制構築を目的とし2012年11月に始動した無線局再開プロジェクト?は モービルから50W出力で交信可能な段階迄、復旧!
●2013.06 国試で4級を取得した妻が講習会で3級を取得しました。修了試験対策は冗談みたいな説明(回答の覚え方が.......)だったそうです。でも無線機やアンテナの設置、運用は全く出来ませんけど..........
・実家から回収した無線機の修理に入りました
昔々勉強した電気回路の知識は消滅! 関連HPを参考にチャレンジ。
★TS700S 内蔵周波数カウンター非表示⇒修理済、TR7200GⅡ 調整
(HPで参考情報を提供頂いた関係各位に厚く御礼申し上げます)
・マイクのインピーダンス
すっかり忘れていました。 TS820は50KΩ TS700は600Ωでマイクのインピーダンスが異なります! コネクタは同じ4ピンですが、ご注意下さい。
・MC10=600Ω
・MC50=600Ω 50KΩ マイク側5Pコネクタの向き変更による切替式
>カウンター不良< 続報
・故障原因として紹介例の有るHET UNIT Q8の電圧は
①ヤフオク機(カウンター正常)、故障機共に E-B間 約0.7V E-C間 約8Vで正常。
②ヤフオク機(カウンター正常)Q9 E-B間 約0.7V E-C間 約0.01Vで正常。
③カウンター故障機:Q9(2SC733Y)の電圧測定値が②と相違し異常値でした。
Q9の測定電圧はE-B間 約0.3V E-C間 約9V 。
★この状態ではQ9がスイッチONしていないので、Q9の中を電流が流れません。よって正常ならQ9内を流れる筈だった電流がHET UNITよりカウンターユニットに出力され、カウンターユニットのQ8がスイッチオンし結果的にカウンター非表示となるそうです。
※電圧正常値は 他の方がUPしたHP資料を参考に記載させて頂きました。感謝!
中古デジタルシグナルジェネレーター(SSG)をヤフオク購入
①アンリツのデジタルSG、MG3670Bを落札。2013.02ヤフオク。こんな素晴らしいSGが2万円位で購入出来るのですから技術革新の速さに驚嘆するばかりです
特に単位変換をボタン1つで簡単に変更出来る点が便利(例 dBm ⇒ dBμ)
・手持ちの周波数カウンターYC-500で周波数精度を確認しましたが問題無し
(古いYC500はGPS電波にて精度確認済の周波数カウンターで動作確認済)
・出力レベルについては校正機を所有していないので不明ですがTS700Sサービスマニュアル規定値10μVにて700SのSメーターが約9を示す事から問題無しと判断しました
2014.02
3670Bに動作不良が発生し設定と出力周波数が、ずれる場合が有ります。
②リーダー電子 SSG 3215 中古を購入
(2013.03ヤフオク 通電確認のみの品 )
スペアナ、周波数カウンター、オシロスコープ、VX-8G(138MHzにて受信)で確度確認しましたがOKでした。 ⇒ KSG4500購入により売却
(AM変調、FM変調の波形変化が面白かった)
③菊水電子 SSG KSG4500 中古を購入
(2013.04ヤフオク 通電確認のみの品 それなりの価格 )
スペアナ、周波数カウンター、オシロスコープ、VX-8G(145MHzにて受信)で確度確認しましたがアマチュア的にはOK。
(AM変調と波形電圧変動率も問題無し、FM変調ONで周波数偏移します
●今回落札品は少々ハズレ。出力調整用エンコーダーが動作不良。SSGそのものは問題無く各設定が行えますので使えない訳では無いのですが...........
2014.05
動作不良が発生し希望数値に設定出来ない場合が有ります。ガチャガチャやって何とか設定しています。
■菊水電子工業のHPより取り説がダウンロード出来るので助かります
★計測器の校正
ジャンクや古い計測器をヤフオクで揃えましたが、問題は測定精度。校正に出す程お金持ちでも無く........こんな時、新しい無線機が役に立ちます!
昨年11月に購入したVX-8GをMG3670Bに接続しSメーターの表示値からSSGの周波数&出力精度が確認出来ました (145MHz 20dBμにてS=9を表示しました)
★上記3台で私的に一番使い易いSSGはアンリツ3670B(但し、CW信号のみ使用)
2013.02 TS820V (ヤフオク入手) 麦球交換
■真空管式トランシーバは内部に高電圧部分(通電時のトランスやコンデンサ周囲、電源断時のコンデンサなど)が有り、危険なので修理お勧めしません■
TS820V動作品をヤフオクで落札。(ジャンクでも良かったのですが)
・又々、麦球不調。Sメーター上2個中1個が点いたり点かなかったり。
つつくと点灯。球内部で接触不良の模様。新品交換すべく触っていたのですが、正常球を、つい触り振動でフィラメント断線!。過去35年、交換歴無さそうでした。
触らぬ麦球に祟り無し.......本当です!
<その他調整>
・Sメーター始点位置調整 IFユニット VR1を少し右に回す
・TS820V銘板の錆除去 ⇒ 爪で銘板表面の緑錆を少しずつ削り取ります
綺麗になったでしょう!
2014.03 TS820Sジャンク Sメータ誤動作&送信不可⇒修理済 (中古無線機本舗)
メーカー TRIO 分類 HF真空管式100W
型番 TS-820S ジャンク扱い (DC-ACコンバーター付、コンバーター取説付)
外観 並下 (正面パネル傷無く綺麗、電球類切れ無し)
付属品:取扱説明書, ACコード
本舗コメント:受信時メーターが不規則に振れます(受信回路は動作してるようですが不調)送信不可 ジャンク扱い品 錆多し
2014.03.14入手確認
通電当初、本舗コメントの通り (以後30分程度、経過観察)
VFO:200~500KHz接触不良(周波数カウンターの表示が時々消える)
アンリツSSG MG3670Bの出力をM型アンテナ端子に接続し受信確認
7.100MHz 80dBμ(出力確度?) 参考:FT450 Sメーター:9
7.100MHz 80dBμ(出力確度?)にてTS820 S:5
その後、内部確認と3時間エージング&送信動作確認など実施。
ロータリーSWに接点復活剤使用跡有り
内部基板に四角2SC460B有り。
2005年4月メーカー修理ステッカー有り(修理内容不明。”戻し”と記載あるので見積もりのみ?)
7.100MHz 80dBμ(出力確度?)にてS:5⇒7-8 バンドSW接触不良 最終的にS:9+14dB (80dBμ) S:9+8dB (70dBμ)
VFOぐるぐる回し接触不良改善 0-500KHzにてリニアリティ良。
通電直後から安定する迄の送受信周波数ズレ:1kHz以内
送信確認
IP電流メーター動作せず (S:2あたりを表示し変化無し)後ほどS=0.5程度に落ち着いた際 背面の可変抵抗にて60mAに調整OK
TUNE ALC メーター動作 DRIVEつまみ接触不良有り
CW RFメーター PLATE & LOAD 各つまみ調整。PLATE調整時に出力有り。
7MHzにて 120W
1.8MHzにて110W
3.5MHzにて120W
14MHzにて115W
21MHzにて110W
28-29.5MHzにて50W(29-29.5MHz 動作不安定:メーター切替SW接触不良?)
LSB USB TRIO MC10(マイクインピーダンス相違) にて出力OK TS820モニターにて変調OK
内部スピーカー音出ず 外部SP:OK 外部SP切替接点の接触不良
エージングにてSメーター誤動作鎮静化傾向
(以降、一瞬Sメーター振り切れ誤動作発生&ポリ.ポリ.ノイズ音有り。 その際、TUNEモードではALCメータ振り切れ状態。送信不能。感度低下)
820内蔵の25kHzマーカー動作OK
FT450を使用し820 7MHzにて送受信確認
FT450送信820受信 820復調OK ノイズ有り
FT450受信820送信 820変調OK
・820付属DC-ACコンバーター動作未確認(DCケーブル無しの為)
■確認出来た主な不調箇所と原因(推定原因など)
・VFO:200~500KHz域接触不良(内蔵周波数カウンターの表示が消える)⇒ VFOぐるぐる回し接触不良改善(解決)
・受信感度低下S:5 ⇒ S:7-8 バンドSW接触不良
・送信不可 ⇒ RFメーター見ながら送信/PLATE & LOAD 各つまみ調整 PLATEつまみ調整中に出力有り。
推定:通電開始より30分経過しダメTrの増幅率が回復?すると送信可?
・LSB 送信にてIP電流メーター動作せず ⇒ Sメーター誤動作が落ち着いた後、背面の可変抵抗にて60mAに調整出来た
・29-29.5MHz出力不安定。RFメーター切替SW接触不良? ⇒ SW切替にて改善?
・受信/内部スピーカー音出ず。外部SP:OK ⇒ 本体背面SPジャック切替接点の接触不良
・Sメーター誤動作 瞬断感度低下 ⇒ 2015.02.16 IF UNIT Sメータ始点 VR1調整中に上記症状が再現します。VR1の寿命が関係するかも知れません
・FT450送信、820受信と復調OK ハウリングの様なノイズ有り ⇒ 内部部品不良? 距離が近すぎ?(未確認)
・IF UNIT の日立2SC460B(角型)足をルーペで観察=見事に真っ黒!
・その他 Net情報 IF UNIT 2SC735不良の時⇒代替品2SC1815に交換可
2014.05.17
・凹んでいた底面足取り付け部の修復。⇒ 角度調整用足をケース内側に当て、反対側から軽く押さえると上手く修正出来ました。(写真2枚目)
・通電直後送信不能&時々Sメーター振切れ&送受信不能の原因はIF UNITと目星を付けていたので、当方手持ち正常TS820DとIF UNIT基板を入れ替え3時間半エージング(この間、受信Fズレ300Hz位)しました。
(目星を付けた理由:Sメーターの設定をIF UNIT で行っている事。2SC460Bの足が恐ろしく真っ黒で瘡蓋状態だったから。途中Sメーターが不規則な動き。⇒この現象はIF UNIT以外に原因有り。)
・IF基板入れ替えで送信OK。よって、主な故障はIF UNITの2SC460が原因と判断。
TS820Sのダメトランジスタ2SC460B IFの6個を総て交換し、再組立て&動作確認。820英語版マニュアルの内、IF UNIT関連場所のみ調整。SSG 信号を入力しIF UNIT T1-T7 & RF UNIT T2,COIL PACK L2,L3受信調整 ⇒ S:1.5改善 (IF UNITシリアルNOから、このTS820は初期型と推測)
取り外した各トランジスタのhfe Q8:97 Q9:66 Q10:92 Q12:60 Q13:48 Q17:88 半分位は元気でした。
Sメーター設定をVR1,T6,VR2,調整にて実施 SSG 40dBμ : S=9
通電直後送信不能&時々Sメーター振切れ&送受信不能 ⇒ 時々再現。
・出力確認
IP電流調整:送信時60mA 7MHz CW 130W:OK
LSB、USB トリオマイクMC10にて、ピーク50W位 (注:MC10マイクインピーダンスは、820に不適合)。 本体フレーム端やカバー上、下 後部端に錆有り。水濡れ?透明塗料で錆止め実施。
以上、半日要しました。.......エージング中ですが、内蔵周波数カウンター表示が不調。7MHz⇒表示は17MHz(笑) 希にSメーター「タコ踊り」(と、どなたかのHPに記載有りましたが、正に、その通り!)発生。
・外部アンテナ8m高サガント CM144 にて7MHzにオンエアー。Sメーターの受信設定が不適切の為、FT450同等に再調整。千葉の局長さんとQSO出来ました。
(暫定使用マイクはMC10。その他:CM144は145MHz帯が5/8λ設計なので他社マルチバンドホイップより145MHz送受信良好!。流石、佐賀電子)
2014.06
・無線機通電すると7MHzのみ送受不能。内蔵周波数カウンター非表示。他周波数はOK。10分程エージングするとカウンター7MHz表示&送受可能に。
ネット調査によると PLL又はVCO UNIT 2SC460劣化の模様。
・6/17:エージング中、全バンドSSB受信復調不能に。キャリアかIF UNITか? (やはり、部品取りかな?)
後日、通電すると普通に送受可能。この無線機は動作可能臨界点付近に居ます。
・他、修理情報:周波数カウンター表示が、特定の数値で固定化する故障はVCO UNIT 2SC7●■の不良だそうです。(当方は本件、修理経験なし)
2014.12.06
7MHzのみ不調の原因はネット情報よりVCO UNITと思われたので、VFOをマニュアル指示値250kHzに設定し、各バンドのVCO TP4電圧をテスターで測定。7MHzは当初カウンター非表示(送受信不能)で、0.8Vを表示しましたが、今日はすぐに正常動作を始め(周波数カウンター表示し送受OK)約3.1Vを計測。
(マニュアルには各バンド用トリマーを2.9~3.2Vに調整せよと記載有り)
・上記症状から7MHz動作不良はVCOのロック外れと確信。
VCO UNIT のQ13:2SC460Bは足の黒錆が進んでいますが、ブロック図では各バンドの信号が総て通過する位置に有ると思われ7MHzのみ動作不良の原因とは思えず未交換。
(VCO正常時のQ13 エミッタ,ベース動作電圧を測定:0.71V=OK)
その後、周波数カウンターをTP5,TP6(GND)に接続しVCO 7MHz用コイルT4を規定周波数に調整。(方法詳細はサービスマニュアル参照)
2014.12.15
・回路図、ブロック図を眺めながら7MHz信号経路と故障原因の推定を実施。7MHzのみ不調なので、それらに関する部分を眺めていたらPD UNITに目が行きました。しかし、この基板、どこにあるのか不明。このPDには2SC460Bが大量に使用されています。7MHz担当はQ4。よってQ4が犯人だろうと思いネット検索すると、[昔エレキ少年 ランチエージング]HPがヒット。TS820 PLLユニット分解写真でPD UNITが紹介されています。多分、VCO UNITの下に居る様です。以前、このページは拝見したのに......。説明文からも私の推理は正解の様です。
2015.01.18
2014.12.06のPLL UNIT調整後、Sメーターや周波数カウンターの誤動作無し。
(内蔵周波数カウンター7MHzのみ非表示が1回発生:数秒後復旧)
PLLに原因が有ったのでしょうか?。現在は送受信共、総て正常に動作しています。
2015.02.08
PD UNIT Q4(7MHz用)のみ交換。外した2SC460Bのhef:54 新2SC460B:76
VCOが入った金属箱を外すのに右隣の小基板を外すと作業性が良い。PD UNIT基板をVCO UNITから外すのにCRC5-56を貫通コネクタに少量噴霧すると抜き易い。
VCO UNIT TP4にて7MHz動作電圧確認:3.1V:OK
・組立作業中、PD UNITに繋がるコネクタ(CN)5個のどこかに接触不良発生(内蔵周波数カウンター、総ての周波数が表示されない)⇒「全CNを抜き差し」で解決。
・交換後も7MHzアンロック頻発 ↓
2015.03.10 原因は基板ハンダ固定部品のハンダ不良と推測⇒×
PD UNIT 7MHz関連部品(Q4関連の水晶、抵抗、コンデンサ等)再ハンダ
ついでにPD UNIT Q17 hfe確認 50:微妙だがNGと判断し中古Tr hfe 72に交換
VCO UNIT Q13 hfe確認 73:OK 元の場所にハンダ付け
2015.03.20 PD UNIT再ハンダは外れ。原因はVCO UNIT 基板ハンダ固定部品のハンダ不良と推測
VCO UNIT 7MHz関連部品(FET:Q4、抵抗:R12 R11 、コンデンサ:C23 C79 C19 C20 C18、ダイオード:D4 D16、コイル:L4、トリマーコイル:T4)再ハンダ
★ようやく7MHzアンロック解決★ ⇒ 1週間エージング30h OK!
TS820S Sメーター動作不良/調整の筈が⇒受信不良再発させ⇒送信不良を誘引=参った!....不具合を総て解決し修理完了
・IF UNIT Q4 2SK19(Tr銘板正面視/リード順 D,S,G) Q5 2SA495Y 動作電圧測定。
マニュアル記載値と比較するとQ4 G(ゲート)電圧が1V弱で低目。Gとグランドの電圧測定中はSメータ右に振切、受信音せず。S(ソース)電圧はSメータ動きに比例し5V(無信号)~3.5V(S MAX)に変化する。
Q5動作電圧は正常と思われる。(Q5 E-C間電圧:無信号時0.3V 信号入力時 0.6V)
Q4、Q5リードの基板半田量が少ないので、半田を盛ってみたらSメータ動作不良軽減。更に盛ると誤動作再発。更に調整⇒中々微妙ですが、正常動作に限りなく近い動き迄復旧。
・Sメータ調整の為、SSG 60dBμ入力すると、Sメータ振切れ送受不能状態再発(トホホ)。
CAR UNIT 1と2の2SC460Bを基板より外しhfe測定(Tr足が折り曲げて半田付されており外すのが大変)CAR 1 Q1:85 Q2:60 Q3:90 CAR2 Q1:95 Q2:86 まあまあ正常値なので総て元の位置に戻し再半田。
・受信誤動作対策として、TS820各基板のコネクタ全てを着脱し接点にCRC5-56塗布 ⇒ Sメーター誤動作は発生せず安定受信するも送信不能に!!。
・その後、TUNE と CW は復旧するがUSB LSB 送信不能
(送信時、ALCメーター振切 / ヒーターSW OFF でも症状変わらず)
コネクタ接触不良再確認するとAF.AVR UNITコネクタ1,3着脱にて症状改善。
TS820では有名.....コネクタ抜き差しでトラブル発生では修理なんか、やってられませんが何とか正常状態に復旧!
(▲Sメーター動作不良関連不具合対策だけで通算20時間以上費やしています。)
・AF,AVR UNIT VR2 RIT調整実施:調整出来たと思っていたら送受信周波数が4kHz程度不規則に変動(再現性有り)。
IF UNIT TP5に周波数カウンター接続しマニュアル参照しながら周波数測定。7,14MHz等、一部バンドで周波数が大きく変動し不安定⇒原因はCAR UNIT コネクタ接触不良。しかし送受周波数変動改善しないので修理は頓挫。VFO出力周波数など測定するも異常無し。
結局、RITスイッチをONしていなくてもAF,AVR UNIT VR2を動かすと送受周波数が変化する事を確認。このVRを少し回してやると接触不良が改善したのか動作安定。その内VR2交換します。
・英語版マニュアルと日本語取説の送受信調整手法を参考に調整実施。
2015.03.27
TS820S ”完全復活”
<番外>
1,無線機の中から10kΩ可変抵抗の可動部品が出てきました!
調べるとAF,AVR UNIT VR2の一部でした。手持ち代替品無いのでインシュロック帯で強引に再組立てしRIT調整しました。
2,純正ファンの軸受に給油し清掃。タバコのヤニで気持ち悪いくらい汚れていました。
3,リレーUNIT のリレーを取外し接点にCRC5-56少量塗布してみました。効果は不明
・CW送信不能動作確認でTS820x(D)のリレーと入れ替えたら不良改善/理由不明。しかし、翌朝には又、送信不能。時間経過によりCW TUNE復旧。
4、28MHz帯 出力50W⇒100W改造手法紹介HPを参考にHV UNIT FSB端子と 210端子をワニ口クリップ付リード線で接続し送信するとCW 90W程出ました。
5、送受信周波数偏移測定 7.100MHz基準
通電直後~4分:7.1036MHz 変化無し。 ~5.5分:7.1005MHzに変化
~15分:7.1003MHzに変化 ~35分:7.1002MHzに変化
~56分:7.1001MHzに変化 ~85分:7.1000MHzに変化
~120分:7.0999MHzに変化 ~220分:7.0998MHzに変化
災害時を想定した自宅マンションからの運用方法確認
再開目的の1つ、大災害時、非常通信の可能性について検証。
・マンション最上階、階段踊り場にアンテナ、無線機、自動車用バッテリー(30A19L)を持参し仮設。どなたかのHPで床に置いた「ステンレスの物干し竿+アースマット」がベランダアースとして有効と記載されていましたので参考にしました。
①ステンレス物干竿2mに自作アンテナブラケットを直にUボルト2個で固定。
②物干竿の下端には単管パイプ用ベースをナイロンバンドで固定
③気休めの0.3m㎡電線10mx2本をカウンターポイズとしてブラケットに接続し階段端に這わす
④竿に7MHzモービルホイップを取り付け階段のコンクリート壁に立て掛ける(本来は強風転倒対策が必要 検討中:ふとんばさみ等?)
⑤SWR測定すると7.030MHz〜7.195MHzでSWRは2以下 最良点7.100MHzあたりではSWR1.5と、いい感じ。パワーメーター CW出力6〜8W
⑥バンド全般で受信状態は良好。Sメーター振れない局も明瞭度”良”
⑦アンテナ無調整にて徳島の局と交信し59のレポートを頂きましたが 当方TS130のSメータでは53でした。(メータ振れないだけで受信状態は良好 多分TS130の劣化)
<備考>
・アンテナは極力、建物から離しました。それでも3m位。
・アンテナ地上高は約30m。
・アンテナカップラーは未使用
・写真の中古機材寄せ集め&自作部品⇒総額約3万円強で実現
自宅アンテナ (アパマンハム)
Ⅰ、145MHZ 2m
①5/8λ モービルホイップ
最近は145/430MHz共用ノンラジアル,ホイップアンテナが主流で使われる方は少ないかと。当方、学生時代に頂いた(多分40年前の物)5/8λ モービルホイップを所有
このアンテナを自宅固定用アンテナとして活用してみました。
<理由>
①5/8λ モービルホイップは比較的電波の飛びが良い
②軽く、細く、柔軟で目立たない (アパマンハムでは重要!)
③強風の影響を受けにくい
我が家のベランダに仮設してみましたが、入感少なし.......そこで、エントランス軒先に仮設してみました。
想定される>問題<
●建物からアンテナを離したいが、都度人間が屋根に上がり設置回収を行うのは面倒
●ガッチリ固定するとマンション管理組合の理解が得られそうにない
<対策>
★キャスター付移動台座(20cmx20cm位)を製作、M型アンテナベースをネジ固定し5/8λ モービルホイップを取り付けてみました。
・台座を押すのは4.5m振り出し釣竿。回収は5D-2Vケーブルを引っ張るだけ。
<結果>
周囲を高層マンションに囲まれていますが、まあまあ交信が可能 (FM半径15Km? SSB=30Km?)
通信実績 ⇒ 前原、久留米、朝倉、飯塚、宗像の局と交信出来ました。
先方のアンテナや設備に助けられての結果ですが、意外と頑張ってます!
<注意点>
・5/8λ モービルホイップは有効なアースが必要(掲載写真はアース未設置)
・アース無しではSWRが3近く使用不適
・アンテナベースにカウンターポイズ50cm電線2本を接続してみました。
SWRは最良点で1.1 (145MHz FM)最悪点でも 1.5 (144MHz SSB)と許容範囲
>備考<
・マグネットベースで金属屋根に固定すればカウンターポイズ無しでも1.5程度の低SWR値になりますが設置,移動,回収困難
■お蔵入りの5/8λ モービルホイップが有れば、隠密?活用してみませんか?50MHz 1/4λホイップとしても使えるそうです。
②145MHZ 5/8λ 2段GP(DIAMOND)
結構大型ですが何とか組立、壁から0.5mの場所にカメラ三脚を利用し仮設
<結果>
惨敗:上記5/8λ モービルホイップでS=3は振れる遠方局の信号がかろうじて入感するもS=0!
当然ですが、アンテナは孤独が好きみたいです。
Ⅱ、HFアンテナ
①ツェップタイプ 7MHz 20m = 惨敗(市内近隣含め、交信0)
②21MHzホイップアンテナを建物壁と144MHz 5/8λ ホイップの中間(2m程)に仮設。
・材料は廃材30cmx20cm金網にマグネット基台とMAT-50を取付け、1/4λホイップをねじ込み屋根の上に置いただけ........SWR1.5位でした
・カップラー:CSW-115で、SWR:1 に調整しています。
・市内の無線局とのG,Waveによる交信はOK。
・沖縄局CQに応答し問題なく交信可能でした。
・岩手局CQに応答し交信可能でした。(但し先方は6エレ八木)
こんなアンテナ&立地でも1000Km超の交信が可能な所が面白いです。
③ダイアモンド 中古HV5Sをヤフオクで購入。(通販新品の半額程度)
早速、②のアンテナと入れ替え設置してみました。
・取説をメーカーHPよりD,Lして気がつきましたが、このアンテナは7,21MHzでSWR設計値が1.5以下には下がらないんですね。知りませんでした。
カップラー使用しSWR1.3/7MHz 1,5/21MHzです。
7MHzは相変わらず賑やかですが、10W+HV5Sは厳しそうです。
★本項は、総て10W出力での結果
TS700S-2 修理済 (後期モデル、ジャンク)
2015関西ハムシンポジューム会場にて、パネルが結構綺麗でまあまあ動作するらしいジャンクTS700Sを激安購入。全く必要有りませんが、2年ぶりにTS700S修理に取り組みます。(当時より修理の腕を上げているだろうか?) リュックに入れ、電車で持ち帰りましたが、重かった!
状態:天板に若干錆。他は綺麗な方。本体のみ(オプション水晶x3個付)
・送受可
<点検>
・モードSW接触不良
・FM受信感度極めて低い(SSBは、まあまあ)
・Sメーターランプ暗い
・FM周波数カウンタ桁数調整用内部SW接触不良
・受信時Sメーター振れず
・過去にVFO廻りを点検した形跡有り
<修理手順と結果>
1、FM受信感度不良,スケルチ不良 ⇒ IF UNIT 2SC460、2SC458を総て交換。
IF AMP Tr Q5~Q8 2SC460の代替品として2SC1815を使用した(理由はTR9000-1欄を参照)⇒ この状態でスケルチは15時で有効だが効果不十分
外したTrのhfe Q1 67, Q2 23:×, Q3 68, Q5 118, Q6 136, Q7 136, Q8 3:× ,Q11 47:× (Tr不良率は約40%)
2SC458の代替品として2SC1815を使用 ⇒ 総て交換後、スケルチ10時で有効:OK (ハンダ吸取器の威力でTr交換は楽勝)
2、接触不良部 ⇒ CRC5-56塗布:モードSW、VFO内部の弓状アース板金とバリコン軸接触部、内部SW:塗布後、接触不良改善:OK
3、サービスマニュアルにより送受信調整
FM LOW 0.5⇒2W:OK (SW UNIT VR9)
電源電圧をテスターで測定しVR2にて規定値21Vに調整。他はOK
Tr交換&調整後、FM,SSB送受OK。
2015.02.07
CW,AM送信不良原因究明:マニュアル見るとGEN UNIT Q7,9,11を点検と記載有り。
とりあえずQ7 2SC460Bを外してhfe測定⇒3! しかし、Tr交換後も出力不足改善せず。
回路図見るとCAR VOX UNITからの信号がQ7に入ってくる。そこでCAR VOX UNIT T2のトリマーコイルを少し回すとCW 1W ⇒ 2W AM 0.3W⇒0.5Wと若干改善。
CAR VOX UNIT Q10 2SC460B外しhfe測定:67 (正常だが新品Trに交換済)
2015.02.11
・CAR VOX UNIT Q11 2SC733Y動作電圧確認E-B間0.7V:OK
Q12 2SC733GR E-B動作電圧 Rx(受信時) 0.3V 、Tx(送信時) 0.5V :不調?⇒Tr外しhfe測定:275 (正常)⇒再度半田付
・GEN UNIT Q9,11を点検
Q9 FET 動作電圧測定 S(ソース) Rx:0V,Tx:1V 、G(ゲート)1 Rx:-3.8V,Tx:0.4V,G(ゲート)2 Rx:0V,Tx:1V(Tx測定時、G2電圧に比例しCW出力増加する。 MAX2w⇒3w。AMは変化無し),D(ドレイン)Rx:0.1V,Tx:8.25V
Q11 FET 動作電圧測定 S(ソース) Rx:0V,Tx:1.2V 、G(ゲート)1 Rx:-3.8V,Tx:0.4V,G(ゲート)2 Rx:2.3V,Tx:2.3V,D(ドレイン)Rx:9.1V,Tx:9.1V(ドレイン測定中はCW送信不可だった)
・キャリアサプレンション調整
マニュアル見るとGEN UNIT TC1 VR6各調整しUSB LSBにて2トーン信号(-10dBに
設定)入力時、SSB MIC GAIN最大と最小時の受信機受信信号強度”差”が最大になるよう調整。
この条件でMIC GAIN MAX:USB、LSB各11W / MIN:0Wに設定した。
ついでにCW送信にTC1,VR6が影響するか確認⇒VR6調整で若干出力変化有るも影響軽微。 AM2トーン信号(-10dBに設定)では出力1Wでした。
■Q9 FET G2の動作電圧はTx測定時、G2電圧に比例しCW出力も増加する⇒Q9は正常と判断。 可変抵抗VR5 10KΩの不良?但し接触不良は無い模様。
2015.04.01
CW,AM 送信出力不足 原因究明済
懐古的無線機展示館 TS600修理情報(AM出力不足)を参考にさせて頂きました。感謝!
CAR VOX UNIT TC3の同調不良が原因でした。
本来、TC3は送受信周波数調整用ですが、今回は出力優先設定しました。
・CW:TC3調整前 1W ⇒ 調整後 8~9W(GEN UNIT VR5,T1,T2再調整:変わらず)
劣化したSSBフィルターにAMキャリア周波数が合致していないと思いますが、SSBクリスタルフィルターの代替品も無いので、暫定OKとしました。
2016,12,11
バンドSWのムギ球切れ1個交換。電球リードをショートさせたら全ムギ球が不灯で焦る。ショート改善で総て正常に。やれやれ。
TS700S-1 暫定修理済 (後期モデル ジャンク/ヤフオク)
部品取り用の中古TS700Sを落札。簡単な動作確認がUPされていたので安心感有り。しかし電源入れるとカウンターが消え焦りました。しばらくガチャガチャすると表示。やれやれ。内部を確認すると残念ながらオプションの水晶などは無し。
<ヤフオク記載状況は>
①デジタルカウンター表示不安定 ⇒ 定番のVFO回転軸板ばね接触不良と推測
②スケルチ(以下SQと記載)効かず
③パワー約8W など
>当方が点検すると他に<
④VOXスイッチONで自動的に送信状態
⑤バンドSW 麦球切れ
⑥Sメーター動作不良、位置ズレ(MODEスイッチ接触不良? 受信中 S=2あたりを表示)
⑦追記:エージング中にSメーター振切れ (RX NB UNIT Q8がNGの模様)
⑧FM受信感度 変動 (受信不能〜受信良好)
その他:外観はネジの腐食程度で綺麗でしたが煙草のヤニ汚れが酷かった。
FM送受信可能 USBにてマイク入力に応じRFメーター振れる
★修理の練習台として「出来るだけ安価に故障修理」を行う
<対策>
①VFO回転軸板ばねの先端接触部シャーシをピンセットで磨き、少量の接点復活剤塗布で動作安定。 過去にVFO廻りを点検した形跡有り
●接触不良が有るとFIX CHスイッチ切り替え時、VFOの赤ランプが一瞬遅れて点灯します。磨き後はレスポンス良く点灯します。
②FM IF UNITのQ15が原因とのHP情報参考に確認。
英語版取説と異なり日本仕様ではQ15相当の位置にQ11が存在。SQ正常の当方所有機と比較する。テスター先端をE-B間に当てると正常機のSQが無効になるので、Q11周囲回路の異常と推定
③ファイナル部 TC、2箇所に調整痕有り。各TC回してもFMパワー増無し
マニュアルによるとMIXユニットのトリマーT3,T4が関係する模様。しかし、調整するも効果無し
<追記>TS600修理情報より、FM IFユニットの不調が影響するらしい。
④HP情報参考にVOX正常の当方所有機と比較する。CAR VOX UNIT Q8テスター計測値に相違有り。Q8の異常と推定
⑥MODEスイッチ接点復活剤塗布で動作良。RX NB UNIT VR4調整で正常位置に修正済
ヤフオク機は後期モデルで英語版マニュアルとは基盤の部品配置が相違するもVR4は共通機能。電源ユニット側から見てVR4右に回すとSメーター針は左に振れる。微妙な調整が必要なので少しだけ回す。(線束の間に有るVR4が見えますか?)
ヤフオク TS700S-1 スケルチ&VOX誤動作 修理 OK!
②FM受信中、スケルチ(SQ)が全く調整不能 Q11周囲回路の異常と推定しましたが、本日、トランジスタ交換しました。
・Q11 2SC458 ⇒ 2SC1815(Y) hfe 220 実測 <結果>SQ15時の位置で有効
>効果は有りますがイマイチの感<
(GR)でもOKだと思います。手持ち1815(GR)hfe 240でした わざわざY,GR2種購入する必要有りませんでした。
・Q8 2SC460旧 ⇒ 2SC460(B) hfe 80 実測 <結果>SQ13時の位置で有効 交換時 新、旧品で型番記載したトランジスタの向きが180°変わります ご注意を
(詳細はマニュアルで確認下さい)
★交換した古いトランジスタは 有名な不良品で、いずれも足が黒く酸化。
IF UNITの 2SC458 2SC460は 総て交換済。
・Q7-Q5 2SC458を全数交換した時点でSQは12時あたりで効く様になりました
効果に若干不満は有りますが、これ以上を望むなら電解コンデンサ交換でしょうか?
・Q1-Q3 2SC460はSQには関係無さそうですが足の腐食が有り交換しました
④VOXスイッチボリュームを回すと送信になってしまう現象の修理を実施
CAR-VOX UNIT Q8 2SA562Yを交換しOK。テスター測定にて電圧異常でしたが、現物を良く見るとTr付け根のリード線が腐食していました。
・ネット情報で暫定策として代替Trに2SA1015を使用した話が有りました。私なりに検証しましたがft以外はOKと思われましたので手持ち2SA1015Yを使用しました。
・同じ基板に2SC460Bが1個居ます。これを交換するとキャリア調整が必要そうですが、足の腐食が酷いので交換しました。
※写真の回路図=日本仕様TS700S 初期型
★SSGを使用し受信感度不調の原因調査しましたが、IF UNIT 電解コンデンサ不調?。コンデンサをつつくとFM受信状態が変化します。(SSB AMはOKでした)
・手持ちの電解コンデンサを10個程、動作不良傾向の箇所を中心に交換。
交換は簡単です。片足ずつハンダを溶かしコンデンサを傾けながら基板から足を抜いていきます。
・外したコンデンサをアナログテスターで動作確認しましたが、絶縁不良品は有りませんでした。
・iF UNIT 後半のC30 4.7μF 50V 手持ちで同一容量の物が無く10μF 50Vに交換しましたが...変なノイズが出てNG。電子回路では「大は小を兼ねません」ね........(お粗末)
⇒ 電解コンデンサ不調 : 判断ミスでした。部品を手で触らないようにしましょう!
⑧FM受信感度変動
状態が安定しないので、T3,T4を少し回しながら、通信中の無線局受信状態が良くなるよう調整してみました。その後、エージング中です。
一応、動作は安定していますが、SSG規定入力信号でSメーターが全く振れない状態です。( 正常ならS=9 )
(T3,T4調整はセンターメーター、ズレの原因になります。詳しくはTRIOサービスマニュアルを参照し調整して下さい)
■ 受信感度変動の原因究明
ブロックダイアグラム見てもFM IF UNITのSQ回路以前にしか原因が考えられません。(SSB,AMは受信良好,SQもOK)
・TP1に周波数カウンター接続して動作確認しましたが、水晶発振回路は10.245MHzを安定発振し良好
・通電初期に動作不良が発生するのでIF UNITをドライヤーで温めるも変化無し
・最後の手段.......受信中に各部品を樹脂性の棒で軽くノック。Q4 2SA495を触ると動作不良が再現します。その他部品は異常無し。(本来は各部の動作確認が必要....)
ルーペで2SA495のリード線を見るとトランジスタ付け根が腐食しています。
(ブロックダイアグラムによるとQ4は「ワイド、ナロースイッチング」と記載。英語版マニュアルには存在しない部品なので日本語取説や回路図を参照下さい)
・外した2SA495Yの hfe=171でした。(値は正常と思います)
●誤動作を繰り返すトランジスタは先にハンダ不良を疑ったほうが良いかも知れません
★2SA1015Y (hfe=180前後) に交換し受信不安定解消、Sメーターの振れ不良も改善しました!
■もう1台のTS700S(2SC460未交換)と比較しFM受信感度は良い様です。これまで聞こえなかった遠方局のCQが聞こえます (VX-8Gと同等)
トランジスタ(Tr) 2SC460の ”経年劣化” 不良率 測定
●2SC460を交換した話はネットで多数確認できます。では経年劣化した2SC460の不良率は、いかほどでしょうか?
●ヤフオク落札35年物TS-700Sは外観ネジも結構錆が出て、ごく一般的な劣化状態
・今回FM IF UNIT ,RX NB UNIT ,HET UNIT,CAR VOX UNIT GEN UNIT計16個を交換
・全てのトランジスタhfeを測定するとリード線が真っ黒でも、60以上が多く有りました (新品のhfeが80〜100でしたから、60以上なら動作範囲かも)
・hfeが20以下の比率は約30%。但しFM IF UNIT以外の基板は2SC460リード線腐食が比較的軽微です。FM IF UNITに限っても リード線腐食Tr不良率は35%位でした
・2SC458のhfeは100以上有り腐食Tr不良比率は約25%(1/4個)でした
・GEN UNIT 2SC460(B) 3個交換 Q5,Q7 OK Q8,hfe 24 不良率33%
★以上の結果が類似機種全てに適合するとは思いませんが、自身で故障診断&作業可能なら、2SC460は不具合発生後交換でもOKかと。
●FM IF UNITから取外した電解コンデンサ10個の容量測定をSMD TESTER MS8910で実施。
・容量が規定値を下回るコンデンサーは有りませんでした。35年の時間変化を感じさせない数値に脱帽!
■TS700S修理中にSメーターが振り切れる不具合発生
・ネット情報:RX-NB UNIT Q6 2SA495の不良でした⇒2SA1015Yに交換しました
※中古TS700S到着時にSメーター不具合は有りませんでした。
(RX-NB UNITは今回修理では1度も触っていません )
★2SA495取り外し中にTrリード線が1本、基板から抜けました。ハンダ不良の可能性も有ります。Sメーターが<正常と誤動作>を繰り返したのはハンダ不良かも
★古い無線機の状態変化は予測不能である事を学びました
★故障部位の推定には取説添付ブロックダイアグラムが参考になります。
Trなど各部品の機能が記載されていますので不具合部位特定に役立ちます。
TS700S-1 修理後の点検調整 (ヤフオク)
不具合修理が完了したと判断し、サービスマニュアルに従い点検調整を行いました。
・電源部電圧測定ではRBのみ規定値0.75V(受信)より大幅に外れ0.2V。 原因不明。他、チューブラコンデンサー 25V 4700μFが液漏れ。
・送信周波数は、ほぼ規定値で調整無し(と、言うよりYC500では桁不足で能力不足!)
・送信出力が低下していたので再調整しました。HET UNIT 、 MIX UNIT、 FINAL UNIT ..........頑張りましたがHiで,5〜6W程度と低迷
・マニュアルによると、FMのパワー不足はGEN UNIT Q5(2SC460B),Q6を点検。⇒ Q5送受信電圧測定 異常無さそうですが交換:外したTr 2SC460はhfe70以上有りました (送信出力6W変わらず 40分のQSOで4W迄低下。Q6:未確認)
③送信パワー不足の原因究明
・MIX UNITの入力端子電圧GEN UNIT HET UNITをオシロで確認しましたが良否判定に至らず。
・通電初期にMIX UNITをドライヤーで温めると出力が7W⇒4W急激に低下
・またかの.......送信中(ダミーロード接続)に各UNITの部品を樹脂性の棒で軽くノック。HET UNIT T2,T6を触ると出力変動します。その他部品は異常無し。 ⇒ T2,T6調整で、FM出力は5W⇒7Wに増加し安定
・CW出力が4W程度と低迷していましたが、マニュアル参照し、GEN UNIT VR5調整にて ⇒ 7Wに増加し安定
●この辺で満足したのですが、スペアナで高調波強度を確認すると ”×”
高調波のレベルが高く、調整やり直し。
■スペアナで高調波強度を確認しながらMIX UNIT , FINAL UNIT出力調整。パワーは最大10W近く出るのですが高調波強度を落としながら最高出力が得られるポイントが見つかりません。
・通過型アッテネータ 6dB,7dB(TME 1W)を購入し、TS700の出力もHi-Low切替スイッチ付属VR調整し0.2W迄減らした上で 同軸ケーブルにてスペアナ入力に接続。
・当然ですが外来ノイズや無線機本体からのノイズを拾わないので正確な調整が可能になりました。(お粗末)
・高調波が基本波の-60dB、145MHz FM 8~9Wで妥協しました。 無線機の修理は難しい!
TS700S 麦球(計2台 4箇所)交換レポート
経験は無いが、麦球の交換なんて簡単でしょ....と、思っている貴方! 是非やってみて下さい!! (本当は周辺部品を分解するのが良いが.........)
①ヤフオク機のBANDスイッチ球から開始。取り外しはピンセットやラジオペンチで電球ソケット(シリコンゴム?)を上に引き抜く / 上部写真2枚
・分解すると、球の足が相手リード線内に5mm程挿入された状態でハンダ付けされている。どのように製造したのか?? 仕方なく線先端を露出させ球の線とハンダ付け(各線は酸化の為、紙やすりで、表面を、そっと研磨:フラックス欲しい)
・球をゴムソケットに挿入。線を折らないよう慎重にリード線引きながら球を押す
・シャーシへの挿入が難関! シリコンゴム先端が相手穴の中に入らない。竹箸で上から押さえながらピンセットでゴム先端を穴に導く二刀流。スペースが無いので大苦戦 半ばヤケ気味に何とか押込み終了 ここまで1時間弱
★球交換後、なぜかSメーターが振り切れ! BANDスイッチやFIX CHスイッチ切替でメーターの動きに若干変化有るも原因不明 VR4再調整、効果無し。暫くガチャガチャやっていると収まったものの、年代物は難しい。⇒ 2SA495不良交換済
②TS700S自己所有機はVFO左とBANDスイッチ、難関の2箇所。
・BANDスイッチ球はゴムソケット先端をペンチで面取り。穴に石鹸成分を少量塗布 少し楽に挿入出来ました。
・VFO左 球ソケット(黒、ニトリルゴム?)をドライバー先端でゆっくり上方に持ち上げシャーシから外す。 ソケットをギヤBOxから引き出す
ゴムソケットから球を外すと収縮チューブ仕上げ 古い球を切断し新しい球をハンダ付け(リード線、球の線 各先端をピンセットで釣り針状のフックにしました。ハンダ付けが容易になります)
・5mm程露出する配線の絶縁に中空チューブを被せる。適品が無く小径チューブを精密ドライバー使い拡張。(事前に最適サイズ収縮チューブの準備を!)
・Sメーターの正常球(35年経過球)の脱着を行ったら球切! 触らぬ球に祟りなし!!
・2個同時の交換作業 VFOギヤBOXにソケットを引き込むのが難。日本人は竹箸で勝負。位置が決まればソケットゴムをシャーシに上から箸で押し込むだけ
・Sメーター球 交換後はソケットから球出っ張り気味。挿入時相手ケースに干渉し意外と苦戦。 収縮チューブが長すぎたかも
●今回はスタンレー14V用麦球をヤフオクにて安価購入 Sメーターはオリジナルより明るい 2台 計4個の交換は 準備、片付け含め 5 時間でした
日立 デジタルオシロ VC-7104 にて、TS-700S計測
オシロ使用経験者から 各つまみ、スイッチの用途を教えて頂きました。感謝!
2013.01ヤフオク落札 TS700SのVFO出力電圧、周波数を測定
・HET UNIT TP2にプローブを接続し GNDをフレームから取りました
・VFO UNIT 2SC460 2個は未交換
<結果>
TS700Sカウンター144.000MHzの時:8.197MHz 4.719Vp-p TS700Sカウンター146.000MHzの時 :9.259MHz でした
(各測定値は出力波形を計測した概略値です)
英語版サービスマニュアルには 出力周波数は各8.2MHz、9.2MHzと記載有り
●オシロ使用経験者談「波形が綺麗なので正常に動作中と思われる」との事
■トリガー設定のAC/DC切替設定、写真ではDCですがACが正しいそうです
★その他 従来所有TS700Sを「〜1.5GHz周波数カウンター」でVFO出力周波数を測定 ⇒ 144MHz:8.2000MHz 146MHz:9.2000MHz でした
アジレント(HP)スペクトラムアナライザー 8558B 購入
良くわからない世界に突入中! 2013.02ヤフオク、古いスペアナを購入しました。1970年代後半製造でしょうか? 正規マニュアル440ページ付き
詳細な記載のマニュアルは大変分かりやすく書かれていますが英語版。
スペアナ研修の前に英語研修が必要です。
(横軸 1GHzスパン。画面は145MHz基本波と高調波観測中 無関係のノイズも居ます。多分、800-900MHz携帯電話中継局の送信波 )